匿名さん 2024-02-08 12:34:06 |
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羽鳥ならいつ来てくれても歓迎するけど。俺も顔見たくなったら会いに行こうか。
( まるで蕾が開花したような笑みに対し、眩しげに双眸を細めては不意に浮かんだ案をぽつりと呟き。生温い風が通り過ぎる二人きりの中庭では、彼女の耳に届いたか否かは定かではなくとも紛れもない本心であり。そうする間にも惣菜パンを食べ終え隣人の話を傾聴する。徐々と与えられる視線が途切れた頃合い、真っ直ぐ射抜くような好意に勘づき、一片足りとも溢さず受け止めようと数秒間を置いて薄い唇を開き )
飽きられるのを恐れるくらいには、羽鳥を気にしてるつもり。……───なんて、回り諄いか。
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