爛れて甘くなる/〆

…さっむい…！。

(時刻は午後11時過ぎ。スポーツジムのアルバイトを終えて彼女の待つアパートへの帰路を辿っていると、不意にぶわりと吹き荒ぶ冬の夜風が自身に容赦なく襲い掛かってくればダウンの上からでも突き刺してくるような冷たさに身を縮こませ、家で早く暖まりたいと無意識に歩く足が速まり。そんなとき、ポケットの中のスマートフォンが着信音が聞こえると画面を見れば彼女からのメッセージが。今夜の献立はシチューという報告を確認すると、ご飯を作って自分の帰りを待ってくれている存在がいるという小さな幸せに頬が緩めば、また帰る足が速くなった気がして。と、自分の帰りを待ってくれているそんな相手のためにコンビニに寄ってお土産にアイスクリームとシュークリームを購入し、ようやくアパートに着けば防犯対策のために二人の間で決めたリズムの呼び鈴を鳴らして)

ただいまー。

(/了解しました。それではこちらから始めさせていただきますね。こちらのロルの量はこのくらいがベースです。相性の方はいかがでしょうか？

はい、同棲設定でいきましょう。その方が二人の時間が増えるので。

こちらからも質問ですが紗波様の呼び方に何かご希望はありますか？)