未来永劫、きみのもの ／ 〆

「 …おかえり。呼んだなら大人しく家で待て。心配になるだろうが 」
「 こら、飲みすぎはダメだと言っただろ。…一緒に居てやるから、今日は俺で我慢しろ 」


三森 航（　みつもり わたる　）

：真っ直ぐに生きる不器用人間。常識人だが時折ずれている。手堅く着実に物事を進める方が性に合っているようで、想定外の出来事やアドリブはやや苦手。簡潔でわかりやすい表現を好み、本人も感情表現は素直にするタイプ。活発に遊び回っていた幼少期と比べると言動はかなり落ち着いてきたが、やると決めたら迷わず突き進む熱血じみたところは変わらない。普段裏表がないぶん、想いを秘めたまま幼なじみと接することに少し罪悪感を抱いている。自他ともに厳しいつもりでいるが、他者を突き放すことができなかったり、わりと詰めが甘く隙も多い。親しい相手ほどその一面が顕著に表れるようで、幼なじみにはとても弱い。

：さらりと流れる黒髪を項が見える程度の長さに整え、眉にかかる前髪は中分けにしている。瞳は髪と同色。黙っていると静かな圧がある凛とした顔立ちで、人並みに表情豊かなのに冷たい印象を持たれやすい。特に初対面の相手や子どもに怖がられてしまうことは密かな悩み。身長177cm。すらりとして均整のとれた体型。いつでも背筋を伸ばし、いかにも生真面目そうな雰囲気を纏っている。身だしなみには気を使うがオシャレをすることには関心が薄く、アクセサリーを身につけることは滅多にない。

：小学生の頃から恋愛感情込みで幼なじみのことが好き。距離を置きたいが相手から連絡が来ると放っておけず、未だに友人としてそばに居る。かつては名前で呼んでいたが、中学校に進学してからはずっと名字呼び。家族構成は父、母、そして兄が二人いる。お酒は付き合いで飲む程度。酔って気が緩む感覚は嫌いではないものの、余計なことを口走らないように幼なじみが居る場での飲酒は控えている。大学進学後はアプローチされる機会も増えたが、鈍感な上に自分はモテないという思い込みがあるため、言い寄られていることに気づかないままフラグを折り続けている。