匿名さん 2024-01-05 19:35:07 |
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(謝罪の後はバツが悪そうに床を睨んでいたが、相手の反応が気になってちらりと視線を上げた。すると、先程とは一変して耳を畳み震えている様を見て、これはやってしまった、と息を飲んだ。だが、その刹那、意地っ張りな子どもが必死に弁解をするように言葉がジタバタと駆け足で横切って行くものだから、最初こそまたも呆気に取られていたものの、思わず口角が緩み始め、口元を覆っていた手が片手から両手へ、そしてついには誤魔化しきれないほどその声が大きくなっていった。)
…フ、フフ……あは、あははッ。は、ご、ごめんなさい。
だって、江戸時代って、さっき言ってたから、つい…フフッ。
凄いと思ってるのよ?…フフ、本当よ?
(これもまた不敬に当たるに決まっているが、何故だか込み上げてくる其れを抑えることはできず、何時ぶりか分からぬほど、此方は此方で子どものようにお腹を抱えて笑っていた。
これにも決して悪気があった訳ではなく、ただ純粋にツボに入った、というやつらしい。
500年、というと、人間だと幾つ?自分と同じぐらいなのかしら?そんなことを言いたいのに、コロコロと転がり出る笑いが未だ止まらず、暫くしてやっとの事収まったかと思えば、肩が上がりなんだか疲れ切っていた。
久しく感じなかったこの疲労感に自分自身が困惑しつつも、息を整えながらまたやってしまった、と心の中で自己嫌悪する。)
……、お恥ずかしいところを見せてしまったわ。というよりも、本当に先程から失礼ばかり…。あの、申し訳ないと思っているのは、本当なのよ…?
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