掲示板ファンさん 2023-10-09 19:52:48 |
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(/ お姉様何がお好みですか!?必要ならもっとどうぞ!!()ああ~好きなやつ…!!“弟”や“子供”扱いしてたら急にその子が“大人”で“想い人”である事を年上さんが解らせられるやつ…大好き…!!人外良いですよね!!久しぶりに帰った街で、小さい頃出会ったお兄さんが、今も同じ姿で「久しぶり」なんて笑いかけてくる不気味さ…本能がぞわぞわして、“人じゃない”って解るのに目が離せなくなる妖しさ…大変大好物です!!クソデカ感情も良いですよね!大事な思い出語ったら、片方に「え、そんな事あったっけ?」みたいなリアクションされて情緒ヤバくなるクソデカ感情君にしか無い栄養素とかあると思います!!!())
( 背中に当たった手摺が己と共に崩れる音を聞き、踏ん張る暇も無い――否。そも、踏ん張る気が無い足が地を離れる。浮遊感に支配される一秒足らずの間、目は瞬きもせず青年を見詰め、その表情は驚きでも恐怖でも無く、ただ物惜しそうで、申し訳なさそうな笑みを浮かべて、身体が完全に宙に投げ出されて落ちる――前に。離した筈の彼の手が、その両手が、己を掴んでいた。ガシャン、と遠くに手摺と、勢い余って外れた眼鏡が落ちる音が響く。「………え。」そのまま引っ張られる感覚に、表情が変わる。“助けられるとは思ってもみなかった”。そうありありと描かれた、今度こそは驚愕の顔に。また高台の上に立って、彼の無事を問う声には答えず、離れていく事にも無反応。ただ、何か底から湧き上がる感情に恍と吐息を漏らし、引かれた手の平を何度も握り開いては残る感触を反芻しながら、それをぼんやり俯き気味に眺めていた。時間にしては三分程度、やがては指の動きも止んだ後、不意に眩しい光に照らされる。ひ、と息を飲む声が耳に届いた気がして、酷くぎこちない、油切れの絡繰りのような動作で光の方に首を向ける。其処に居たのは、恐らくは肝試しか逢い引きだろう、一組の男女。――目を合わせた自分が、どんな表情だったかは解らない。しかし、『人喰い人形だ!』と悲鳴を上げて散っていく二人の反応から、きっと他人に、もっと言えば青年に、決して見せてはいけないものだったのだろう。「………あ。」そこまで思い至って、やっと我に返り、自らの顔を両手で包んで捏ね回す。「いやぁ、びっくりしたねぇ。まさか足が滑ると思わなくてさぁ。」十秒後、パッと十指を離せば元通り。少々の苦さを加えた軽薄な顔付きで青年に近寄り声を掛ける。「それにしても、ちーちゃんってば力持ちだねぇ。今日のオレ、たくさん食べちゃったから、多分いつもより重かったのにぃ。」それからヘラヘラと彼を讃えた後、あ~…と何か淀む声と共に表情は凪ぎ、一転してしおらしく視線を伏せる。「……君の事、危ない目に遭わせちゃってごめんね。」震え声。弱々しい声。肩まで落として身を縮こまらせ、ただ“自分”ではなく“彼”を危険に晒した事を詫びて )
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