掲示板ファンさん 2023-10-09 19:52:48 |
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(どういたしまして!!!(特大爆音)千秋くん怖がってますねえ!!()その人大丈夫だよ!!良い人()だと思うよ多分!!ちなみにですが千秋くんとお姉さん仲良いんですよ…お姉さんが"ちー"って一言呼ぶだけで要件全部察せるくらいには…お姉さんは彫刻系のアーティストです(聞いてない)お姉さんには千秋くん普通に「…ふふ。姉さん、何それ」みたいに笑うし「俺が姉さんの100倍頭良い?…そんなことないよ、200倍だよ」とかの冗談も言うんです…トウトイ…トウトイ…)
(彼が自身と同じ大学だ、という言葉は右から左へ聞き流した。自身の視線の端、目の前や背後ををうろうろと彷徨う彼を無視し、口を噤んだまま静かに捲る本─"きのうの影踏み"の頁に全ての意識を集中する。周囲の雑音がシャットアウトされ、本の頁を捲る音だけが自身の耳に届く─が、今日はどれだけ目で、頭で頁に刻まれた活字たちを追っても、彼らは脳内で舞踏会のように様々入り乱れ自由奔放に踊り狂うだけで、その内容は全く入ってこなかった。自身に呼び掛ける彼の声が次第に小さくなり、やがて消えたことに安堵し、心地よい沈黙に身を委ねるように目を伏せたのも束の間。それまでとは全く違った、痛切な声色で自身の名を呼ばれ、丁度本に出てくる怪異に遭遇したような感覚を覚えて頁を捲る手が止まってしまった。その不可思議な感覚に押し黙ったままでいると、更に続けて自身の名を呼ばれる。─何なのだろうか、この感覚は。まるで、この本の、怪異に良く似た─そうこうしている内、熱の籠もった指先が本のブックカバーに触れ、次は自身の手の甲へと這って来た。姉の柔らかく包み込むような熱とは違う、触れた部分から侵食されるような、不気味な情慾にも似た熱を感じる。思わず目線を上げ掛けたところで、お待たせしました、と先程の店員らしい元気な声が耳に飛び込んできた。集中が切れたのか、一気に周囲の雑音が痛い程に鳴り響く。料理を運んできた彼の方へ目線を投げると、彼は流石と評するべきなのか驚異のバランス感覚で大量の料理を一気に持ってきていた。本を一旦閉じるとドン、と音を立てて目の前のテーブルに置かれた料理─バゲットサンドへ手を伸ばし)
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