□□□ ぐらでーしょん □□□ 山田Lv999 （NL）

あれ、茜……さん…？




（今はコントローラーを握る気力もない。時折水色の線が波立つデスクトップの画面を横になって浅い呼吸を繰り返しながら眺めていると、体の火照りとずしりとのしかかって来た眠気のあまり、意識が一瞬飛んだ。戻って来たのはスマホが軽やかな通知音を鳴らした頃合いで、光る液晶画面に目線を遣れば【　茜さん　】の名前、そして緑色の吹き出しと猫のキャラクターが表示されていた。うたた寝のせいでふわふわしていた意識がベッドの上に引き戻されて、此方の健康を慮るメッセージに心温まって目を細める。相手はどうやら既に家の前らしい。突然の来訪は相手の性格を知っているからか然程驚かず、むしろ頼もしく感じられたのは本心で。今は相手の善意に甘えてしまおう、腹が空いているので『ご飯が食べたいです』と送信する。続けて『いま、いきます』と素早く打って三角のボタンを押し、のろのろ歩いて玄関のドアを開ける。今の格好は寝癖のついた頭に額には冷えピタ、顔をすっぽりと覆ったマスク、さらには首元の空いた寝巻き姿。おそらく相手には本来の制服姿とはまるで違う印象を与えるだろう。）


は、は、……すみません。わざわざ来てもらって。




（/ビターだけどほんのり甘い、まるでチョコレートスイーツのようなイメージで瑠奈のロルを回させて頂きました。瑠璃姫さんもイケメンオーラとシス◯ンオーラの塩梅が丁度よく（言い方よ）、読んでいる此方も楽しかったです。
これからは茜さんに甘えるモードの山田のターンなので、是非ともやさしく看て頂けたらと思います。

了解しました！ギルメン宛のメールは後ほどお願いします。）