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ビギナーさん 2022-08-20 17:26:05 |
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ふっ、どうも。……それと今日はちゃんと休め。
（満足そうに尚且つ落ち着き払った声で返して家を出て、聖都大学附属病院へ車を走らせ）
（/2人が別れる場面になったので、この辺りで黎・貴の話をお休みにして、次CPの也をやりましょうか？）
失礼します！久しぶり、ニコちゃん。
(花家大我の居る医院にゲーム機片手に顔を覗かせ、「遅い！」と自分が呼んでおいて理不尽にぷりぷりと怒るニコに軽く謝罪しながら彼女が勝手にデコレーションをしている部屋へと入る。ついでにちらりと見えた相手にも笑顔で会釈を）
(了解しました。このような形で置かせて頂きましたが、絡みにくいなどありましたら遠慮なく仰ってください。）
何の用だ、エグゼイド。……ああ、ゲームに誘われていたのか。
（ニコを一瞥した後、永夢に「少しの間コイツに付き合ってくれ」と言い。普段は常に難しい顔を浮かべている無免許医だが、密かに好意を抱いている宝生永夢に会えたからか、表情がほんの少し緩んでおり）
（/ありがとうございます。絡みにくくは無いので大丈夫ですよ！光医者の方は片想いの自覚がある状態からスタートさせていただきますね）
もちろんです！
(にっ、と効果音が付きそうな程爽やかで悪戯っぽい笑顔を浮かべると「よしニコちゃん、どれからやろっか？」ガシャガシャと音を立てながらゲームソフトを散らかし、ニコが選んだレースゲームのカセットをゲーム機に挿入する。「絶対負けないし！」と好戦的な表情を浮かべるニコと同じように「俺も負ける気はねえ！」と『M』の人格でコントローラーを握り、ゲームを開始して)
(了解しました。)
ほんと楽しそうにやるよな。レースゲームは俺にはさっぱりだ。
（デスクトップの画面に向かって作業をしつつ、時折レースに熱中して忙しなく動く2人の背中を遠目で見守る。原理は当然理解しているが人格の切り替えには未だに不思議な節があり、一人称や口調が変わることに対していわゆるギャップ萌えのようなものを感じていて）
おっしゃ！
(僅差で勝つことが出来たようで、大人気なくガッツポーズをして喜ぶ。ニコは満足がいかない様子で「もう一戦！次はあたしが勝つし！」と悔しそうに指を立て、Mも楽しそうに「次も俺が勝つ！」と答えながら第2レースを始め)
……随分と賑やかになったもんだな、此処も。
（室内を飾っているカラフルな小物に2人の笑い声。殺風景な廃病院が色彩付けられるこの瞬間も悪くはない、と思って目を細め。その視線は心密かにゲームに夢中な「M」の横顔を捉えており）
よっしゃ2連勝！次何やる？
(しばらく二人でゲームをしていたが、Mがそう叫んで立ち上がると反対にニコは悔しそうな表情のまま納得がいかない、と言いたげにMを横目でじろりと睨む。だがMはどこ吹く風、楽しそうな表情でレースゲームのカセットを抜いたところでニコが立ち上がり、大我の方に走り寄ると「ねー、ホントムカつく！さっさとエグゼイド倒してってば！」と裾を引きながらいつもの決まり文句を）
あ？俺が天才ゲーマーに勝てるわけが……
（バグスターを倒して戦勝数を競い合う実戦とは訳が違い、先に勝敗が見えているのでMと対戦するのはあまり乗り気ではなかった。が、ニコの頼みには結局断れず、「仕方ねぇな」と溜息をついて白衣の裾を引かれて椅子から立ち上がり）
おい、あれ持ってるか。俺に貸せ。
（やり慣れているゲームであれば、勝ち目があるかもしれない。シューティングゲームのカセットを渡すよう催促し）
相手が大我さんでも手加減しませんからね！
(ニコが挿したゲームのタイトル画面を見ると好戦的な笑みのまま相手を振り向き、若干普段の口調に戻ったかと思うとまた画面に向き直って銃型のコントローラーを握り）
望むところだ。ぜってー勝つ。
（コントローラーを永夢に向け「バーン」と撃つ仕草をして画面と向き合いになる。先にボスキャラを撃破したプレイヤーが勝利となるゲームでもちろん選ぶのは最難関のステージだ。オプションを手早く選択して決定ボタンを押すと、バトルスタートを合図する電子音が流れ。道中の敵を撃破しつつ、画面の中の狙撃手がフィールド内を走り出して）
へ～…これはこうか。
(最初は慣れない操作に手間取っていたが、すぐに操作方法のコツを掴んだらしく遅れを取り戻すように道中の敵を素早く撃破していく。Mがゲーム画面に向ける眼差しは真剣そのもので、口元も引き締まっていて）
……やるじゃねぇか。
（初見プレイとは思えない立ち回りに少し驚いている様子を見せる。撃破数を順調に伸ばしていくが、難易度が最上級であるためか戦闘中に被弾してしまい、急いで回復アイテムを獲る。
ボスエネミーが出現した所でMを横目で見て「難攻不落な敵に複雑なギミック。テメーなら余裕だろ？」と煽て「倒すのは俺だけどな」と付け加え）
そんなこと言ってられるのも今のうち…ですよ！
(相手を見据え、少しだけ『宝生永夢』の顔に戻ると一際悪戯っぽく笑い、また『M』の顔に戻って構えたコントローラーをボスエネミーへと向ける。精密な射撃でボスの取り巻きやボス自身へ確実なダメージを積んでいき）
フン、先に撃破してやる。
（攻撃を避けながら連射するうちにボスエネミーが弱り始める。最後の追い込みとしてエネミーの体目掛けて、必殺技である弾丸を打ち込もうとコントローラーのトリガーを引き）
…あっ！？
（こちらもトリガーを引くものの、微かに軸がブレて外れる。すぐに次の弾を撃つが既にボスは倒されており、心底悔しそうな表情で「…あ～…ミスった…」と漏らすとニコが嬉しそうにその周りを飛び跳ね、「大我すご～い！さっすがあたしの主治医！」と煽るように）
（ニコの方を振り向き「当然だ。射撃ゲームなら誰にも負けねえ」とクールな表情を保ちつつも内心嬉しそうに返答して。しかし最後まで互角の勝負で、自身が敗北する可能性もあり得たことからエグゼイドに向かって称賛の言葉を送り）
惜しかったな。初めてにしては、中々いい線いってたぜ。
…次は負けませんからね！
（よっぽど悔しかったのか、子供のように拗ねた表情を浮かべながらも次のゲームを始めようとしたところで思い出したように立ち上がる。「…あっ！そうだ、新作発表会の生配信始まるんだ…じゃあね、ニコちゃん！また遊ぼう！」早口にそう言い残すと足早に医院を飛び出していってしまう。慌ただしく出ていった永夢の背中を見送りながらニコは「…さっさと付き合えばいいのに。」と大我を見ながら退屈そうな表情でぼそりと溢して）
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