政府所属管理部 2022-08-08 23:28:37 |
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>三日月宗近 様
(長く真っ直ぐな睫毛に縁取られた瞳が満足気に緩んでいく。ドレープカーテンの向こう側に光る月を見上げた時のような、どんな夢が見れるのか眠るのを楽しみにしていた頃のような、きらめく物に憧れを抱くのは人として生きるが故に違いない。不思議な心持ちに満たされていたからだろう、こちらへ伸びてきた手に気が付くのが遅れた。ぴくりと肩を揺らして、驚いたような怯えた表情を一瞬表面に出したものの取り繕うように目を伏せて美しい月から目を逸らす。この髪は刀傷のようなもの。たとえそれがこの人の手に掛かったものでなくとも身構えてしまうことを許して欲しい。)
くすぐったいわ。
優しく触れられることには慣れていないのよ、私。もっと粗野に扱って頂戴な
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