びっくりした……ねえ、遅いよ。なんで今、そんなこと言うの……? ( どうやら幻聴ではないらしい。嬉しい事実と離れなければならない事実に感情がごちゃまぜになり、潤んだ瞳で彼女を見詰め。触れられないのをわかった上で、我慢できずに彼女の方へと手を伸ばして ) 私もずっと、鈴寧のこと好きだったんだよ。恋愛対象として。