語り手 2022-08-02 21:11:00 |
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>>35 クリス
あっ…、いや、べつに何とも……。散歩っつーか
、これから帰るとこだけど…、あんたももう撤収か?
( ほとんど無意識下で声をかけてしまった為に、広場に佇む少女、基クリスがこちらの声に反応を示し、お辞儀を返してくれたことで我に返り。顔色が悪いことを指摘されれば、すぐにそれを誤魔化そうと上着の袖でごしごし頬を擦りつつ、バツが悪そうに視線を背けてぶっきらぼうに返してはみたが、それも大人たちに飲まされ過ぎた所為で気分が悪いなどと格好悪い事実を隠すための痩せ我慢であり。半ば話を逸らす目的で、もう一つの問いかけの方に対して自宅の方角を軽く指さし、これから帰宅する旨を伝える。また、彼女がその歌声を商品に小金を稼いでいることは同じ街に暮らす者として知っていることだったので、もう宿にでも帰るところだろうかと、この後の予定を尋ね )
>>38 シキミ
ん…、ああ…伝えとく。
( どうにか無事に本日も彼へのチップを手渡せたのは良かったものの、お礼の言葉と共に笑顔を向けられれば途端にむず痒さを感じてしまい、すぐにその場を離れようと、引っ込めた片手を上着のポケットに突っ込み。しかしいざ踵を返そうとしたところで、次いだ彼の言葉には少し驚いた表情を露わにする。これまでも硬貨を渡すついでに世間話程度の会話くらいは交わしたことはあれど、演奏の感想を求められたのはこれが初めてのことだったので、戸惑いを隠せず彼の顔を見て数度目を瞬かせ。それから躊躇いがちに口を開いて )
……ま、…まあ悪くはなかったんじゃねえの、子供らも喜んでたみたいだしさ…。……今日の曲、その…、好きな曲だったし。……親方が!
( 動揺やら妙な緊張から吃りがちになりながらも、平常通りの投げやりな台詞で返し、しかし彼が本日最後に演奏していた曲が自分の中で最もお気に入りの曲であったため、ついその事について口を滑らせてしまい。後からそれも自分自身の意見ではないと慌てて付け加え )
(/そんなふうに仰っていただけて嬉しい限りでございます…!認知しながらもそれを言わないでいてくれるシキミくんの優しさがまた素敵ですね、すごくほっこりしてしまいました。これから二人がどんなやり取りを繰り広げていくのか楽しみです、ぜひよろしくお願いいたします。/蹴り可)
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