検索 2022-07-09 20:46:55 |
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!、そっか…じゃあまだまだ頑張らねぇとな。おやっさん、全然俺の相手してくれねぇし……え……じゃあ、フィリップもこの街を泣かせたくないって思ってくれてるんだ……俺、この街が大好きなんだ。この街を、なくしたくない
(相棒からみてもかっこいい探偵になっているだなんてきっと将来はおやっさんみたいに超かっこいい探偵になっているに違いない。自分の将来の姿を妄想してしまいそうになるが相手から釘を刺されるとぴしりと背筋を伸ばす。将来は探偵になれているかもしれないが現状はおやっさんの所にいっても毎日門前払いの日々だ、いつか認めてもらうためにも頑張って探偵になれる努力を続けなければ。再度気合いを入れ直しながら相手が探偵を目指した理由を聞けば、想像もしない内容に思わず言葉を途切れさせる。どうして閉じ込められていたのだとか、『翔太郎達』ということはおやっさんも一緒だったのかだとか、様々な質問が浮かぶが、最後に相手が照れくさそうに探偵になったのは将来の自分の影響だと言われると、自分のことではないはずなのに親近感を強く感じる相手に影響を与えていることが嬉しくて照れ臭くて、しかしどう表現したら良いかは分からなくて、控えめに笑顔を浮かべながら繋がっていた手を強く握った。先程は関係ないと叫んでしまったが間違いなく自分は風.都.が好きだ、相手も同じように思ってくれているのならただただ嬉しい。そうやって話しながら歩くうちに森の入口へとたどり着く、といっても普通は人が通らないけもの道だ。将来の自分も風.都,を好きでい続けているならここでその風.都.を鬼に奪われるわけにはいかない。昨日のことを思えば手は震えてしまうが、森の奥を真っ直ぐ見つめながら「昨日鬼みたのはこの奥だ」と相手へと伝えて)
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