検索 2022-07-09 20:46:55 |
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…、これで何処にいても桜の香りがしたら僕の事を思い出せるだろう? とっておきのマーキングだ。…翔太郎、
(抱きついた相手はもう殆ど力が入ってなくて板挟みになって何とか立っているような状態だ。縋り付くように回される腕を抱きとめながらも手を動かした。背筋を撫でると甘い声をあげて背を反らす姿に熱は掻き立てられるばかりで興奮が募る。2人の熱で桜の香りは強くなっていき、それを感じながら相手の素肌を撫でた。途切れ途切れに紡がれる相手の言葉を聞けばくすくすと耳元で笑い声を零してキスを落とす。深くこの場を満たす桜の香り。風.都の桜は今日が満開らしいがあと一週間程はこの街を彩って香りを漂わせながら散っていくだろう。そしてこうして今日一日過ごした記憶と桜の香りを強く結び付けてしまえばきっとその香りがしただけで自分の事を思い出すことだろう。それは肌に直接刻む傷よりも深く罪深いマーキングだ。欲を孕んだ甘い声で記憶に擦り込むようにその事を囁きながら際どい所をなぞる。自分の手で乱される相手が愛おしくて堪らない、そして際限のない欲は更に深い所へ落ちることを願っていた。脳を介していないような喘ぎ混じりの好意の言葉にまた枷が一つ外れる。ギリギリの場所まで桜の香りを塗り込むと下腹部の上で動きを止めて相手の名前を呼ぶ。とろっと熱に浮かれた瞳で限界に近いのを匂わすような崩れた表情を見せると「君のぜんぶ、貰っても良いかい?」と縋るような声色でお願いして)
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