検索 2022-07-09 20:46:55 |
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だって、…お前の、手……ひ、ンっ…あつ、い……あッ!ん、…ァッ…ふぃ、りっぷ、んぁッ!…
(背後から伸びる愛しい人の手が胸板の上をゆっくりと這っている、こちらを包む腕に力が入るのを感じるとより強く相手に求められる悦びと相手の中に追い詰められる焦りと相反する感情にゾクゾクと腹の底に溜まる熱が震えた。日中何度も触れ合いたいのを我慢してただただ鼓動だけが早くなっていた体はいざ相手に触れられると期待した分昂ってしまって体温は上がり続けていく。それなのに相手は未だ焦らすように緩慢な動きでボタンを外していて、興奮が混じる声で羞恥を煽られると心がぐちゃぐちゃに掻き乱される程に恥ずかしいのに相手の昂りがこちらへ注がれている事が同じくらいに嬉しい。熱が高まり過ぎた体は口が半開きのままになっていて、言い訳を口にしようとするもたどたどしい口調になってしまう。おまけにこちらにお構いなく降ってくる口付けと甘噛みにまともに言葉を続けることはできなくて、ひとつひとつの刺激を律儀に拾い上げてはその度に体をビクリと反応させ服を脱がされているだけなのに口からは最中のような喘ぎ声が溢れ出していた。ようやくボタンが全て外れて素肌が晒される、そこから放たれる熱量も平時とは比べ物にならず、さらに熱い相手の掌がそこを這えば脳内が甘い刺激に激しく揺さぶられて啼きながら相手の名前を呼んだ。もはや立っているのも怪しくなってきた頃合いに金属音が聞こえて下の布が一枚なくなる。風呂場に相応しい格好になるまで最後の一枚になってその布に指がかけられた時に意識を取り戻したように目を見開くと思わず相手の手を止めた。体の中で最も熱くなる場所はもう既に熱を纏っていて服を脱がされただけなのにまともに見せられる状態ではない。その事実を改めて認識すれば言葉にならない唸り声を漏らしたあと「風呂入ってくる」と早口に言うと逃げるようにして浴室へと向かって)
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