煌めく絆〆

アルダン、ファル子の言う通り今から選抜レース出て担当探すってなったらかなりの時間消費になるし、君のレース人生を大幅に短くすると思う……だから……だからその…
(新人でも分かる異常事態に焦りを感じ、このままでは本格化が終わり短期間でレース人生を終えてしまうことも考えられるので「俺が担当になる」と言いたかったが、さっき知り合ったばかりで年齢もイレギュラーで新人な自分がそんな大層なこと言っていいのかと言葉に詰まってしまい)

【メジロアルダン】

気にかけていただきありがとうございます……トレーナーさんの仰りたいことはよくわかります、それでも私はメジロのウマ娘なんです。走らずしてどうしてその価値を示せるでしょう？…次の選抜レースには必ずエントリーし、そこで私は自らの真価を見極めるつもりでいます…私の走りに興味はおありですか？
(最後まで語らずとも相手の言わんとすることは理解出来てしまうがそれを受け入れようとはせず、しかし決して相手が若いからだとか新人だからということがマイナス要素なのではなく、自らの価値を示せるのは走りだけだという強い意志がそうさせていて、次回の選抜レースには出ると伝えた上で自分の走りに興味があるなら観に来て欲しいと遠回しに伝えて)

【スマートファルコン】

次の選抜レースって確かダートだったような…アルダンさんってメジロ家のウマ娘さんだよね？ファル子もそんなに詳しい訳じゃないけどメジロ家のウマ娘がダートを走るってあんまり聞いた事ない気がするんだけど…
(次の選抜レースはメジロのウマ娘の主戦場である芝レースではなくダートのレースだったはずだと話し、ダート適正のあるメジロのウマ娘なんて自分の知る限りではいないため、何かの間違いではないかと疑問符を浮かべていて)

もちろんだよ……ただファル子の言う通り次回の選抜レースはダートのはず。アルダンでは適正外だから正直言うと負けると思う……かと言って選抜レースを先送りにする訳には行かないし……そうだ、明日の放課後時間貰ってもいいかな？
(アルダンの走りだけじゃなく1人のウマ娘としても興味があるという意味を込めて返事するも、メジロ家はダートとは縁が無いことくらい分かっているのでアルダンに真剣だからこそ辛辣な言葉を言い、かと言ってこれ以上デビューを先送りにする訳にも行かないのでなにかいい案はないか考え、妙案を思いついたので早速アルダンに聞き)

【メジロアルダン】

明日ですか？それは構いませんが…
(意図の読めない相手の声かけにキョトンとした表情浮かべながらも、ひとまず放課後は自主トレ以外に他の用事もないため了承して)

【スマートファルコン】

何かいい作戦でもあるの？
(何となく流れでその場に居合わせているだけだが、相手の思いつきには興味を示していて)

まぁね、とりあえず明日放課後グラウンドに来てくれれば分かるよ。ファル子にとってもいい体験になると思うから来て欲しいな。
(明日の秘密だといたずらに笑ってアルダンに伝えて、ファルにとっても自分が考えている明日のことは見るだけでもいい経験値になると思い誘って)

【メジロアルダン】

全ては来てからのお楽しみ、ということですね。…ふふ、わかりました
(詳しくは語らなかった相手に対し、秘密なら秘密でそれはそれでも面白いかも、なんて好意的に捉えて微笑めば相手の誘いに乗ってみることにして)

【スマートファルコン】

ここまで来て仲間外れはファル子的にちょっと…って感じだったから誘ってくれて嬉しい！
(なんだかんだ、一番気になるところでお預けを喰らうようなことにならなくて良かったと相手の誘いに乗り気な様子をみせて)

それじゃ2人とも明日はよろしくね
(2人とも乗り気だなと思えば嬉しくなり、自分もなんだか明日が楽しみで)

[一華柊]
さて、そろそろ来るかな…
(次の日、少し早くグラウンドに来てそわそわしながらもやっとトレーナーらしいことができるなと実感を噛み締め)

[アイネスフウジン]
いやー、柊君がこんな頼み事してくるとはびっくりなの！あたしもやるからには全力でやるから応援して欲しいの！
(横に立って明るい笑顔をしながら嬉しそうに、今日のことについて溢れんばかりのやる気を見せて)

【スマートファルコン】

…あれ？アイネスさん！もしかして二人は知り合い？
(アルダンよりも先に待ち合わせ場所に姿を現せば、顔見知りのウマ娘がいることに気づいて、トレーナーと知り合いなのかと尋ねて)

【メジロアルダン】

お待たせいたしました…なんだか賑やかで楽しげですね
(ファル子が来てから少しして待ち合わせ場所にやってくると、またも別のウマ娘がいて、賑やかな様子に表情を綻ばせて)

[一華柊]
んっ、2人ともこんにちは。アイネスとは…まぁ、色々縁があってね。だから今日俺がしたいことに付き合って貰ったんだ。
(2人が来れば笑顔で迎えて、関係について聞かれると少し恥ずかしそうにはぐらかして)

[アイネスフウジン]
柊くん隠す必要もないでしょ？柊くんはライアンがいない時にスーパーのタイツセールで荷物持ちしてもらってそこから仲良くなったの！あたしの大事な弟みたいなものかな！
(恥ずかしいそうにする柊とは逆に関係を明るい笑顔で説明すれば、仲良いアピールのように自分より背の低い柊の頭に自分の頭を乗せてニコニコし)

(/すみませんアイネスと柊身長一緒でした笑
顎乗せじゃなくて後ろから抱きしめる感じの表現でお願いします！)

【スマートファルコン】

そうだったんだ。でもでも、ファル子のファン一号さんだってことも忘れちゃダメだよ？
(弟のようなものだと豪語するアイネスに微妙に対抗意識を燃やすように相手にそう訴えかけては愛想のいい笑顔を向けて)

【メジロアルダン】

ふふふ、仲がよろしいんですね、トレーナーさんは多くのウマ娘にお慕いされているようでとても素敵ですね
(二人のウマ娘に囲まれてそれぞれに慕われていることが分かるときっと相手はトレーナーとして以前に人として魅力のある人物なんだろうなと出会って間もないながらもそんな印象を抱き、ふわりと微笑んで)

[アイネスフウジン]
他のトレーナーは柊くんのこと毛嫌いしてるけど、ウマ娘達はみんな柊くん大好きなの。年齢も近い事もあるけどどのトレーナーよりも親身になって接してくれるからね！
(後ろから抱きしめたまま、スマートファルコンには少し勝ち誇った表情をして、2人に彼がどんな人なのか嬉しそうに伝え)

[一華柊]
はぁ…とりあえず離してくれ…それで今日のことなんだけどアルダン、アイネスと模擬レースをしてもらうよ。昨日も言ったけど選抜レースを待つのは時間の無駄だし、かと言って苦手であろうダートに出走させる訳にもいかないからね……だからこのレースで俺に君の走りを伝えてもらいたい。ファル子も同じ逃げウマ娘としてアイネスの走りは見ておいて損は無いかなって。
(後ろから抱きつかれてアイネスの大きなアレが背中に当たって気が気ではなくじたばたと暴れるもウマ娘の力にはかなわないので諦め、今日の事について2人に話して口ぶりや表情からアルダンとファル子に期待している事が見て取れ)

【メジロアルダン】

模擬レース…わかりました、ご期待に添える走りが出来るかどうかはわかりませんが、せっかくこのような機会を与えていただけましたので挑戦させていただきますね
(相手の提案に一瞬だけ自分の足元を気にするようにチラッと見たが、すぐに顔を上げてアイネスと相手の方を交互に見やり模擬レースへ挑戦をすることを決意して)

【スマートファルコン】

うんうん、そういうことならファル子も是非この勝負は見てみたいな。アイネスさんの逃げっぷりは話しには聞いてたけど、まだ実際にはみたこと無かったし
(確かにアイネスの走りについては同じく逃げの適正を持つウマ娘として興味深いものがあり、これまでは走りを見る機会には恵まれなかったこともあって是非見届けたいと答えて)

(/アルダンは史実でもデビューではダートで勝ってるのでそこは是非ストーリーに絡めたいかなと、ついでにアルダンのダートでの走りを見たことでファル子もダートに興味を持つ方向に無理なく進めるかなと思ったり…なのでこの模擬レースでは高い実力の片鱗を見せたところで足の不調でリタイアしてしまって、結局はダートでの選抜レースに病み上がりでぶっつけ本番で挑むみたいな流れにしたいと思うのですがどうでしょう？ついでにここでトレーナーが初めてアルダンの足のことを知ることも出来ると今後の展開がスムーズかなーと)

(/この流れだとトレーナーの見せ場が少なくなってしまうことに気づいたので、もしこの流れでの進行で了承いただけるならアルダンが無事に選抜レースに間に合うのは足の不調に対して素早く適切な処置をしたトレーナーのおかげということにしようと思うのですがどうでしょうか？)

[アイネスフウジン]
それじゃアルダン、早速準備するのー！
(メジロアルダンの手を取って走るのが楽しみと言わんばかりに準備をしに行き)

[一華柊]
……でも、正直言うとアルダンって硝子の足って言われるほど脆さを兼ね備えてるって噂で聞いたんだよね大丈夫かな…
(ファル子の横に来て、こうして模擬レースの機会を作ったが噂通りの足なら不安があるなと少し弱気になり)

(/それで大丈夫ですよー、でも適切な処置をするってことで最初からアルダンの足について知っていることにしますね。それと、自分のせいで怪我をさせてしまったと塞ぎ込んでしまうトレーナーをアルダンが励ます…っていう展開あれば嬉しいです)

【メジロアルダン】

はい、少々お待ちくださいね。…準備オッケーです
(自分と走るのを心底楽しみにしてくれている相手に好意的な笑みを浮かべ、身支度をすればいつでもスタート出来ると伝えて)

【スマートファルコン】

えっ、そうなの？…じゃあもしかして、アルダンさんがこれまで選抜レースに出られなかったのって…
(初耳の情報に驚き目を丸くして、今日まで選抜レースにすら出走出来なかった理由がもしもそれであるとしたら…と想像してしまえばこの模擬レースで何事も無いことを願って)

(/了解です。アルダンの足のことを知らなくても機転を効かせるトレーナーカッコいいみたいな展開でもいいかなと思いましたが、そういう方向で行くのであればそれでいきましょう。とりあえず励ますことについてはオッケーです)

[アイネスフウジン]
あたしも準備OKなの！でもあんまり無理しちゃダメだからね？
(こちらも準備が完了したことを伝えるも、前もって柊から伝えられていたことを心配してスタート位置に立って一言加え)

[一華柊]
あぁ…本当に何事も無ければいいけど…
(もしかしたら……と、嫌な考えが頭から離れずにいるも今更中止にすることはできないので2人がスタート位置に立てば合図をしてレースがスタートし)

【スマートファルコン】

でも、アルダンさんも自分でそのことはわかってるはずだよね？…それでもこのレースを走ってるってことはそんなに調子も悪く無いのかも
(本人が自身の身体のことがわかっていないとは考えにくく、体調は万全なのかもしれないと希望的観測に過ぎないがそんな風に考えていて)

【メジロアルダン】

っ……！
(レースが始まると先に前に飛び出していく逃げウマ娘であるアイネスを追いかけるというこの場にいる全員にとって概ね予想通りの展開で進み、アイネスの逃げにもペースを乱さず離されすぎないような絶妙な位置で仕掛けのタイミングを見計らっていて)

[一華柊]
まぁ…大丈夫だと思うけど…なんか嫌な予感するんだよね…
(レース中盤まで行き、今のところ何も悪い感じはしないく調子よく走れてることに安堵するも何故か不安を拭いきれず)

[アイネスフウジン」
『今のところ大丈夫そうなの……だったらここで行くの！』
(後ろをちらりと見て、安定した走りをしているアルダンに安心して最初コーナー手前でスパートをかけて引き離しにかかり)

【メジロアルダン】

『…足の不安は正直拭えない…それでも、私はレースの世界に生きる覚悟を決めたのだから…！』……っ……！？
(足の不安を抱えながらにはなるがそれでもレースに自らの人生を捧げる覚悟はとうに出来ており、逃げ切りを狙いスパートをかけるアイネスを捉えようと地面を蹴って一気に加速し、もう少しで差し切れるというところまできて足に電流が走るような感覚を覚え、それと同時に力が入らなくなってしまえば足を引き摺るような形になり一気に失速してしまい、やがて足を止めて)

【スマートファルコン】

そ、そんな…アルダンさん…！トレーナーさん、アルダンさんが……！
(恐れていた事態が目の前で起こり、他のウマ娘の故障というショッキングな映像をこうして目の前でみせつけられてしまえば相手の袖をクイクイと引きつつ、取り乱した様子をみせて)