刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 相手が冷静を装えば装う程、詰めて来るのがこの記者の性格の悪い所。『個人的な問題とは言いますけどね、今回の様々な発言は人間性も勿論疑う所ですが、明らかに“指導不足”でしょう。貴方を指導した上司も疑うし、そんな貴方に指導される部下のこの先も疑わざるを得ない。』あの事件に関わったのは相手かもしれないが、今回の記事の件はそれだけでは無いと__ふいに相手が振りかぶる様にして動かした手が記者の手に当たり、録音機を地面へ落下させる最悪の事態を招いた。一瞬驚いた表情を見せたが、態とらしく『痛、』と声を漏らし、やけに大きな音で落ちたそれを拾い上げた時、記者の顔はもう嫌な笑みに変わっていて、傷こそ付いたが録音や再生に問題は無く壊れていない事を確認するや否や『…次は暴行と器物破損ですか。まさか現役の警察官からこんな酷い事をされるとは思ってませんでしたよ。…今の遣り取りも確り録音してますし証拠としては十分な筈、数日後に出る記事を楽しみにしてて下さい。』ニヤニヤと嫌な笑みはそのままに、録音終了のボタンを押し録音機を鞄にしまうと、後は何も聞かないとばかりにさっさとその場を離れ。__記者の言う通り、数日後には新しい記事が出て、そこには“現役警察官による暴行と器物破損”の文字が。勿論“警察官E”と書かれていてそこに行くまでの流れや再び過去の話も出。それを見た署員達の噂は更に大きくなり、警視正も勿論信じてはいないが頭を抱える事となり )
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