刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
通報 |
( 部屋の扉が開いた事でパソコンのモニターから視線を持ち上げるも、相手が続けた言葉には殆ど間を空けずに「楽しんで来い。」と告げ、暗に行かない事を即答して。やがて皆が退勤して静かになったフロアに人知れず安堵感を覚えつつ、仕事を再開し。---フォックスを囲んで行われる飲み会は、かつてないほどの盛況だった。盛り上がるパブには刑事課以外の部署の人もちらほら居て、皆一様に彼にもっと長くレイクウッドに留まって欲しいと願っていて。主役であるフォックスは、人数が多くテーブルがひとつに纏まらない為定期的に座るテーブルを変えながらなるべく全員と会話を楽しもうとしているようだった。そうして相手の隣にやって来ると『お疲れ様。今日はこんなに素敵な会をありがとう。』と朗らかに皆に告げると、軽くグラスを重ねて。暫し会話を楽しんだ後、『本当にミラーさんにはお世話になったね。』と相手に声を掛けると、『_____ダメ元で聞くけど、バーリントンに異動する気はない?』と、声のボリュームを落としつつ突然尋ねて。 )
トピック検索 |