刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( やはり相手は昨晩の記憶を無くしていて、曖昧な返答の後に謝罪を受けると呆れたように深々と溜息を吐き出す。再び相手と重ねた視線、その目が説教モードに入っている事は長く仕事を共にしている相手なら口を開く前から分かった事だろう。「_____飲むなとは言わないが、自分の限界を考えろ。夜中にお前の介抱をさせられたのは2回目だ。ついでにお前は、酔うと誰彼構わず愛想を振り撒く傾向がある。飲み会を楽しむのは良いが周りに気を許し過ぎるなよ。」タクシー代わりに迎えを頼まれた前回に続き、今回は寝る直前に家に押しかけられた。相手にキスをせがまれた事も、キスをされた事も、“自分だから”とは当然思わない。酔うと誰にでも甘えるようになるのでは心配だと、忠告しておき。そこまで言ってようやく「…コーヒーのおかわりをくれ。」と答えて。 )
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