刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 己が投下した爆弾には勿論の事気が付かない。けれども手首を捕まれ距離を僅かに離された事で唇が視界から遠ざかり、それが“駄目”だと示された事だけには気が付くと「__私、誰にでもこんな事言わない。エバンズさんだけです、」何処か拗ねた様な、言い訳の様な言葉を明らかに不満そうな声色で紡ぐもそんな子供じみた表情を晒したのは一瞬。再び普段は決して見せる事の無い熱を帯びた瞳で相手を見据えると「…キスしなくてもいいから……もう少しこのまま、エバンズさんに触れていたい…。」一度は強請った口付けを諦めると言葉にする代わり。けれども相手を解放する事はしなければ、繰り返すお強請りの為、自由になる手を次は相手の頬に添えその際自らの身体を支えきれぬ為か体重こそ掛けぬものの、相手の足の上に腰を下ろす形を。__「……」頬に添えた手は輪郭を謎る様にゆっくりと動き、続いて首筋へ。人差し指、中指、薬指の三本の指で筋を撫でる。相手の身体が固まってもその行為は止まる事無く、指先が上へと移動し耳朶を緩く掠め耳の縁を撫でた所で口端を少しだけ持ち上げた穏やかな笑みを浮かべると「…気持ちいい?」と、爆弾発言的問い掛けを。されどその言葉の危うさ以上に滲むのは柔らかさで、目を細め相手の反応を確かめる様に首を擡げて )
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