刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( その“問題無い”は恐らく点滴が未だ力を発揮しているからの事。薬が切れた夜は普段と変わらずまた悪夢に魘され体調の思わしくない時間が続くのだと思えば自然と視線は下がり「良かった、」なんて今この瞬間にしか当てはまらぬ言葉が口をつき。その視線を持ち上げさせたのもまた相手の言葉だった。「わかりました。」と軽く頭を下げモラレス捜査官に事件解決の知らせをすべく踵を返して__思い付いた様に再び数歩の歩幅で相手との距離を詰める。「…今日お泊まりしても良かったらメールしてね。」僅か顔を近付け周りには誰も居ないものの声を潜め、悪戯に笑ってみせたその表情は先程までの少しの切なさを覆い隠したもので。その後は返事を聞く事無く足早にモラレスの元に事件解決の報告に行き )
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