白む空に燻る紫煙　---〆

　



おい、待ってくれ。お守りを押し付けられるなんて聞いてない。それなら一人でやった方がマシだ。
（　ドアの開く音に資料から顔を上げると、入室してきたのは若い女性刑事。その姿に分かりやすく眉を顰めると手にした資料をテーブルに荒々しく置き、せめて自分と同じくらい経験のある刑事でなければ仕事が滞ると、相手に配慮することもなく隣に座っている上官に抗議して。若手を付けられると教える手間やら何やらが掛かって厄介だ。まだ捜査官として働き始めて数年しか経っていなそうな年齢に見えるが、どのくらいの経験があるのかと機嫌の悪そうな視線を相手に向けて、ぶっきらぼうに「殺人事件の捜査経験は」と尋ね。　）


（／そう言っていただけて安心しました…！ロル、口調などについても承知しました。また相談等のタイミングで声をかけさせて貰いますね。では此方も一旦失礼します。何かあればいつでもお声がけ下さい。）