刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 返ってきたのは想像以上に真剣な、少しの怒りも含んだ真っ直ぐな言葉。自責の念を感じる必要は無いと言葉で慰められるよりもずっと響いて何も言い返せなくなってしまうのだから、相手はやはり独特の存在だ、と。謝る事こそしなかったが、それ以上今回の件についての後ろめたさを口にする事は無く。続け様に鞄から出されたパウチを見ると、一体幾つ何を持って来たのかとげんなりした表情を浮かべて。「ドロドロの米なんて食わない。置いていくなよ、全部お前が食え。」と真っ向から拒否すると持って来たなら自分で持って帰れと告げる。それに流動食で無いと食べられない程弱っている訳でも無い、だからと言ってサンドイッチが出て来た所で食べると言う事でも無いのだが。犯人を逮捕し事件から解放された事で今日は時間があるのだろうとは思いつつ「…署に戻らなくて良いのか。」と鞄を抱えたままの相手に尋ねて。自分もそろそろ大人しくしているのは我慢の限界で、「明日明後日には退院手続きをして貰うよう医者には掛け合ってる。報告書は俺が見るから仕上げておけよ。」と伝えておき。)
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