シェアハウス 2022-01-01 23:32:17 |
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咥え煙草からの煙が揺蕩い消える部屋にタンッとキーボードのEnterを叩く音が響いた。
「あ"ー、やっと終わった。ほんま死ぬわ…納期前日にデータお釈迦になるってなんやねん…。」
仕事を始めた時間は真っ暗だった筈の外はすっかり明るくなっていて、その事実に今しがた気付くと疲労の溜息を落としながら煙草を消して体を解す為に背伸びをひとつ。この時間は一階にみんな集まり出す頃かと部屋を出て階段を降りて行き。
>ALL
「みんな早起きやな、おはようさん。
…お、一夏ちゃんコーヒー飲んでるん?
ええなー、俺も欲しいな。濃いめのブラックコーヒー飲みたいなー…?」
リビングに入ると数人の住人と珈琲の良い匂い。デートの話をしている二人の近くに腰掛けると一夏ちゃんのカップを見た後、自分も欲しいと催促するかの様に言葉に注文を添えつつ潤ちゃんをわざとらしくチラチラ見て
「…てかなんか腹も減ったな、Uberでも頼むか。なー、今日暇な人おる?誰かピザ食べながらゲームでもせんー?」
自分で作るなんて選択肢は無く、頬杖をつきながらスマホを触り始めるとふと思いついて誰に言うでも無く声を上げ。
( /キャラ承認ありがとうございます!
初回長くなってしまった…、皆様初めまして!よろしくお願いします。)
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