>玖音さん よかった…無くしたら大変だもんな? (頭を深々と下げた相手に安心したように一つ息をつけばそう告げて、先輩ですか、と恐る恐る聞いてくる様子に思わず口元を綻ばせこくりと頷いて。「ん。2年の清水です。…ごめんね、びっくりさせた?」と苦笑しつつも問いかけては相手の本に目をやり、「本、好きなんだ?俺もたまに読んでみるんだけどどうも続かなくてさ…」とバツの悪そうに)