トラノコ 2021-10-09 01:38:13 |
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ゾロ
期待以上の美味い料理に俺は、食べさせてもらってる恥ずかしさも忘れるほど夢中になってメシを食ってた。俺が酒呑みてぇ時も何も言わねぇで手を止めるあいつに、本当に気が利くんだなァ、なんて思いながら酒片手にサンジを見つめる。今までの俺達からは誰も想像できねぇだろうが、そんな事はどうだっていい。こうやって少しでも進歩できたんだからよ。まぁ、でもこの状況がいつまで続くかなんて分かんねぇし、もしあいつの前に俺なんて相手にもなんねぇ程のあいつ好みの女が現れたらどうしようか、なんて不安になる事も多々ある。その時はその時だ、俺はあいつの負担になる事は一切しないつもりだ。だが、腹括って諦めるか、いっその事ぶった斬ってしまおうか。なんてバカみたいな考えをする自分に少し笑いそうになる。
目の前で幸せそうな顔をするこいつは何考えてんだろう。ちっとは俺の事考えてくれてんだろうなァ?もちろん。
…しかし、どうも俺はあいつの恥ずかしがる顔が好きみてぇで少しからかってみる
「あァ?どうせ後で脱ぐことになるんだからいいだろうがよ。それともなんだ、お前が脱がしてくれんのか?」
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