観測者 2021-09-18 20:02:12 |
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>33 メビウス
( ひたすらに重い荷物を背中に抱えながら白い街を歩く。生きるものはなく、誰の足音も気配もしないまま私の息遣いと雪を踏む音だけが静寂な街に響く。これなら地下となんら変わりないじゃないかとため息が漏れた。思ってもみなかった退屈に目を細めながら重い足を進める。未だに降り続く雪は核爆弾によって齎されたもので、これを吸い続ければ何れ体に支障をきたす。顔を覆うガスマスクは息苦しくて付けることに乗り気はしないが、進むための体が壊れてしまえば元も子もないだろう。____? 50mほど離れた雪の中から煙が出ている。不発弾だろうか。地雷ならこの辺りには無さそうだったのだが....じゃああれはなんだろうか。地球外生命か? 非常に興味深いではないか。先程とは打って変わって爛々と光る瞳と上がる口角はさながら獲物を見つけた狩人のよう。慣れた手つきで背中に掛けてある筒を構え、煙の出処に銃口を向けて引き金を引いた。)
( / 早速絡ませて頂きました..!! 初回ロルありがとうございます..!! なかなか物理で衝撃的な出会いになってしまいそうで大変申し訳ありません...。ロルの長さは双方やりやすい形で..と言う事ですね、了解致しました。 /)
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