某船員(出身星:地球) 2021-09-11 13:24:17 |
通報 |
>船内遊戯室
( フラーの問答無用な順番交渉にはやはり言及することなく、オウ、とだけにこやかに返事をしながら2人のいるゲームの方へ歩を進め。不満げな声を上げつつも、既にフラーと野葉とルピアで賭けを始めたらしい船員達に苦笑すれば、ちょうど1プレイ終わったらしい船員からゴーグルとリフターを受け取って。それから一瞬グラスをどうするか視線をさまよわせれば、預かるとの言葉とともに船員達の手が伸びたのに渡しかけて「オイ飲むなよ」と釘を刺してみるもどうにも信用ならず、もう一度奪い返してグッと呷ってから空のグラスを押し返せばあがる残念そうな声に、やっぱり飲む気だったなと首を振って。 )
はい、リフターは好きな場所でいいぞ、ゴーグルはわかるよな。
( フラーと野葉にゴーグルとリフターを差し出せば、特に野葉に向かってリフターの装着用の金具を弄って見せてゴーグルは自ら装着し。そうすれば先程まで半透明の味気ない障害や的だったホログラムはリアルな岩や敵に様変わりし、手元にはIBI採用の一般的な手持ちレールガンが表示される。実際にはないはずのそれの重みが感じられるのはリフターの作用で、試しに少しゴーグルをずらして実際の手元を見てみれば、程よい重力に柔らかく潰された自分の指の腹だけが目に入るだろう。本物よりは幾らか軽いななどと観察してからぐるりと見渡せば、地球の月の様な何もない岩石の星がモデルらしく、地平線の向こうには眩い星空が広がり、足元にはジェットブーツが履かされている。これだけでも点数はともかく、広い空間を飛び回りながらヒーローさながらに敵を倒していくのは、さぞかし気分がいいだろうと容易に想像ができるもので。視界に流れ込むチュートリアルをなんとなしに眺めながら脇を見れば、2人もまた同様の装備で同じ空間におり。 )
>船内厨房( フラー )
ああ、ありがとう、いやここでいただくよ。
君の料理は冷めてもうまいけど、せっかくだから。
( 持ってきてくれた椅子にお礼を言って大人しく座れば、魅力的な提案に一度思案するも、そうなればまた忘れて仕事に没頭しないとも言い切れず、手間をこれ以上増やすのも不本意で。今後の仕事の予定を立て直しながら煮つけに手を伸ばせば、フラーの取り出した酒瓶にそれも吹き飛んで。いい加減時間感覚の差には慣れているものの、それでもなお貴重な酒を目の前に、ラッキーとちゃっかりいただくには恐れ多い気がして素でフラーを見上げ。 )
うわっ、本当にいいのか?これなかなか手に入らねえだろ……楽園みたいだな。
トピック検索 |