某船員(出身星:地球) 2021-09-11 13:24:17 |
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>船内遊戯室
( 酒瓶を受け取りながらフラーの質問に「ああ、ありがとう」と端的にニコッと笑みを返し、瓶に顔を近づけてラベルを観察すればルーウェで何度か口にした蒸留酒。可愛らしいピンクのリキュールはルピアには少し物足りないが、脇で含みのある返答をしている野葉も確か口にしていた、ような……少なくとも乾杯の際に手に持っていたような気がする、というあいまいな記憶を引っ張り出せば、最悪でも大したことにはならないだろうと野葉の飲酒には言及せず。そもそも未成年飲酒を問題視する性格でもない。一応野葉の返答を待ってから、配膳されてきた氷の入ったグラスにピンクの液体を静かに注げば2人の前に差し出して。 )
ああ、俺もやったことないから興味があるな。ストライクなんちゃらってのが面白いみたいだぜ。
( 奢りというフラーの冗談に「そりゃいいな」と笑って頷いたものの、真剣な表情で拳を握る野葉に冗談だと諭すのも気が引けて。賭けであればべスカがやはり定番ではあるが、経験の差が如実に出てしまう。どうしたものかと何気なく部屋を見渡せば、どうやらフラーも最新ゲーム達にはあまり馴染みがない様子。全員未経験の物であれば結果も偏らないだろうとグラスに口をつけながら賛成すれば、先程から一番人気のあるゲームを指さして。野葉が最初に指さした眼鏡を装着しシミュレーションシステムを活用した単純な射撃ゲームで、反重力リフターによる衝撃や移動のリアルな体感が売りらしく、眼鏡を付けていない見物人にも簡易ホログラムで状況が表示されるため、VRなどにありがちなプレイヤーだけが一人不思議な動きをしているという、恥ずかしい状況に陥らないのも地味ながら人気の一つであり。 )
>船内厨房( フラー )
……それならお言葉に甘えて。
( 食事を抜いていることを見抜かれれば、一瞬ごまかすような笑みを浮かべたものの、フラーのお節介過ぎない気づかいに頑なな気持ちも溶かされて。なにより本人に言えば怒るだろうか、以前はあまり食に執着がなかったはずなのに、今やフラーの顔を見るとお腹がすいてくるのだから習慣とは恐ろしいもので。素直に厨房についていけば、ルーウェで目にした料理の数々に唾液を飲み込み、普段長居することのない厨房を所在なさげにうろついていると、人間のそれより少し低い腹の音が鳴ったのに思わず口をへの字に曲げ。 )
いい香りはこれだったのか、うまそうだな……本当に。
>船内ラボ用備品室( ドッド )
( 雲行きの怪しい返答に「おいおい頼むぜ」と呆れたように首を振り。換気システムなどは弄ることができても、銃との戦いになってしまえば余計な手出しもできず。このラボと備品室は危険物も多いため船内の他の場所との接続が特殊な形になっており、外の壁との間に亜空間を発生させているとかなんとか、つまり最悪でもドッドとルピア、それから備品のいくつかが犠牲になるだけで済むだろう。もし何かまた頼まれた時のために近くには待機しているものの、手持無沙汰になって引き抜いてきたキャビネットを戻し入れて収納すれば、やはり先程どこかを破壊したらしく、そのキャビネットの周辺だけガタガタと怪しい挙動をして止まり。キャビネット全体に手動と自動を切り替えられるシステムを導入するのは今後の課題として、とりあえず冷却装置などの入ったキャビネットだけ切り替えの出来る物を手元の端末で注文しておく。ルピアの様にこじ開けられる船員ばかりではないため緊急を要したためであって、決して壊したのをごまかすためではない、決して。そんなせこい証拠隠滅を図っていたところで視界が曇ってドッドがばたりと倒れ。 )
お疲れ……っつーのも変だな、説明。
( 一瞬心配して覗き込むも、どうやらすべて無事に終わったらしいとわかれば安心したように笑って。ドッドにねぎらいの言葉をかけかけて、そもそも相手のせいでこうなっていることを思い出せば、一瞬前のそれとは質の違う満面の笑みを浮かべて低い声で一言。ドッドがここで日和るようであれば踏みつけるのも辞さないどころか、既に問答無用で足を振り下ろしてる最中で。 )
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