名無しの大樹 2021-07-20 20:12:35 |
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「主ー!お帰りー!」
正面玄関からエントランスに入った瞬間、ドスっと言う衝撃を体に受ける
「貴様...突進してくるなと何回言ったら分かるのだ」
「えっへへー、ついつい癖でな!」
当然、突っ込んできたのは天である。彼は何事も無かったかのように大樹から身を離すと、何時もの笑顔で大樹を見上げる。
全く反省の色がない天に嘆息しながらも、落ち着いた様子で話す
「今夜の月は魔力を帯びておる」
「てことは、神社にいくんだな」
大樹の一言で察した天は、直ぐにそう返すと、「着替えてくる」と、自身の部屋に戻っていく。
残った大樹は、さて、と独りごちる。
「さて、どうしたものか」
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