世界の偽神 2021-07-11 18:36:21 |
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>>宮野さん
…先輩は優しい人ですね。今日知り合ったばかりの他人をそこまで守ろうとするだなんて……あなたの「後悔」が関係しているのかもしれませんが。
(自分の中で込み上げてくる何かに一瞬瞳を揺らしながらも、パーカーの袖でごしごしと両目を擦り。いったん体育館の扉から手を離し、相手と目を合わせようと体ごと振り向いて、フッと柔らかくも悲しげな微笑を見せて。しばしの間をおくと、パリンとガラスの割れるような音を立てて「変貌」の力を解き放ち。自らの姿を変えると同時に顕現した刀を握り、胸元へ引き寄せながら、「どうしても俺を守りたいというなら、先輩のことは俺が守ります。守られっぱなしだと、あの時と同じ過ちを繰り返すだけですから」と、さながら主に忠誠を誓う武士のような真摯な姿勢でお互いに守り合おうと告げて)
>>不二くん
お父さんのお見舞いってことは、ここ病院…?
こんなものが現実にいるなんて……
(見せてもらった写真の背景に注目しながら、不思議そうに尋ねて。一般的な心霊写真とは雰囲気の異なる不気味さに、背筋がゾッとするような感覚を覚え。固い表情のまま、「レギオン、か。俺は聖書で知ったけど……こいつはたしかにそんなイメージの怪物だね」とこくりと頷き、小声で囁くように言葉を続けて)
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