世界の偽神 2021-07-11 18:36:21 |
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>輝春
あ~~全然わからん。マジたりぃ…
(視聴覚室の一番後ろの席。先日出された情報処理の課題が一向に進まず、げんなりした顔でぼやきながら頭を抱えて。不意に自分の携帯が震えだしたため、目の前のパソコンからそちらへと意識を向け、すぐに確認し。SNSでフォローしている同級生の最新の投稿を読むと、無意識に目を鋭くさせるが、なんとなく室内を観察するとやや離れた席に同級生の後ろ姿が見え、思わずぎょっとして。ガタ、と椅子から立ち上がると、満面の笑みを浮かべながら相手の顔を覗き込み)
あっれ、輝春じゃん。ちーっす! なんか調べてんの?
(同級生ということで馴れ馴れしいですが、よろしくお願いします!)
>小春センパイ
…んあ? あの人、なんか気になるなぁ。
(帰宅しようと昇降口へ向かう途中、廊下で相手を見かけて。可愛い女子だから、という理由もあるが、それ以上に独り言の内容が妙に引っかかり、思わず足を止めて、「おつかれ様っす、センパイ。今から帰るんすか?」と笑顔で話しかけ)
>不二
……なんだよ、ぶつぶつうるせぇな。
(居眠りしようとしていたが、相手の悲しげな声が耳に入ってしまい、ゆっくりと上体を起こして。がしがしとオレンジ色の頭を掻きつつ、あからさまに不機嫌な表情で相手を睨み)
(参加許可ありがとうございます。よろしくお願いします!)
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