>音原さん ……屋上…か。 (返信内容をちらりと覗いた後、借りた本をしっかりと抱え直して目の前に聳える2階への階段を一歩ずつ登り始めると思い出したようにポケットからスマートフォンを取り出し、「分かった、屋上だね。今から向かうよ、待ってて。」と手早く返信を返し。2階へ登り終わると3階へ、3階を登り終わると屋上へと歩を進め、ようやく屋上に辿り着くと屋上へと続くドアを引き。)