唯一の理解者〆

なるほど、さすがお金管理は上手いな。私はオムライスでも頼もうかな
（確かにギルドは最低限のことしかしないからこうやったやり取りで金を稼いだことがいいと思い感心したように呟きながら、自分はオムライスともう一品スープ系を頼もうかとメニューを開き）

質の良いもんは見極めれる奴を常に侍らせてる所にしか売らない、それが俺の信条さ(感心するような相手にまるでそれが当然だと言わんばかりに告げて。勿論ギルドも鑑定スキルを持つ人間がいることは間違いないが、ギルドの人間は大抵質よりも量を重視しやすく、たまに低レベルの鑑定スキル持ちの担当の日だってあるからこそ高い鑑定スキルを持つ事を確信できている魔宝石加工所だったり職人工房に持っていけば優に数倍で取引されることもあるのでそちらが優先になってるだけで。相手がメニューを見てる間に何気なく周囲を見渡して。たまたま入った大衆食堂はどうやらかなり当たりの部類なようで盛況であることや店員や僅かに見える厨房も綺麗そうな様子であることからこれは楽しみだ、なんて思いながら「俺はミートボールのトマトパスタとポタージュにしようかな」とたまたま近くの席に座って食べてる客のメニューをチラ見しながらそう言って)

じゃあ、私はクリームシチューも追加でいいかな？すみませーん！注文大丈夫ですか？
（魔法石を加工する工房に持っていくには妥当すぎる理由に納得しながら聞いていき、自身はあまり採掘依頼などを受けないから良い知識を得たなと考えてはだいたい決まれば、通りがかった店員に声をかけて自分のと彼の注文を一緒にして）

後は魔獣の魔宝石とかも工房とかならギルドで買い取りしてもらうよか割高で引き取ってもらえるんだよな(相手が注文を店員にすれば元気な店員が対応し厨房へ向かうのを見送れば、まぁ魔宝石採掘は相手はあまりしないかもしれないが、この情報なら相手も関係はありそうだ、なんて思いながら更なる魔宝石の買い取りについての話をして。勿論ギルドでも魔獣の魔宝石の買い取りはしてもらえる…が、割と種族で固定されているため大型化してたとしてもあまり良い金にはならない。しかし工房であれば純度や大きさ等も考慮してもらえる為にそっちに回せば良い……それに気付けたのは偶然とはいえ大型化した魔獣を倒しても変わらぬ価格の買い取りだったギルドに嫌気が差してよく買い取ってもらってる所に行ったら数倍の価格で買い取ってもらえたからで)

魔獣の魔法石も必ずしも取れるという物でもないし、また始末方も間違えれば魔法石は濁ったり、破壊してしまうからな。
（先に来た飲み物を一気に飲みながら、魔獣の魔法石の取り方も伝えるものも、貴方ならば知っているかと思えばふぅっとため息をつきなんとか今日を消耗させた体内の水分は補えたかなと考えては、そういえば水神が加護をくれる時に貴方の回りにも影響があると言う言葉を思いだし貴方を見つめ「シュルツ、なんか体調とか悪くないか？」と問いかけ）

そうなんだよな、だから工房の方じゃ採掘で採った奴より高値で取引して貰えんだよ。ギルドだと魔獣によるけど採掘ものの値段にチョロっと増やした程度でしか取引して貰えねぇからなぁ(溜め息をつきながら説明された言葉に同意の言葉を返しつつギルドへの批判を一切躊躇う事無く付け加えながら工房での取引が稼ぎやすいのだと話して。そうしてれば相手から体調を慮る内容を問われるも自分では特に体調が優れないなどは特に無く「いや、今は別段何ともないな」と返して)

あなたと手を組んだらお金管理には困らないから安心するよ。そうか、なら良かった。
（お金儲けには目がない貴方を見ればまるでお金をやりくりする妻みたいだと思いながらクスクス笑みを溢しお金に困らないと伝えて、体調に変化がないと言われればなら良かったんだがどうも気になるなと考えていたら、料理が運ばれてきて）

あなたと手を組んだらお金管理には困らないから安心するよ。そうか、なら良かった。
（お金儲けには目がない貴方を見ればまるでお金をやりくりする妻みたいだと思いながらクスクス笑みを溢しお金に困らないと伝えて、体調に変化がないと言われればなら良かったんだがどうも気になるなと考えていたら、料理が運ばれてきて）

勿論、パートナーになったからにはルイスにも損させるつもりはねぇよ(お金に困らなそうだと言われればニイッと笑いながらそう返して。体調を伝えれば安堵したような何か考えてるような、そんな様子だった相手だったが料理が届いたのを確認しては「ほら、とりあえず食おうぜ」と今は食事に集中しようと提案し)

あぁ、そうだね。お腹が空いたしな、
（目の前にある色とりどりの料理にこころなしか目を輝かせて、いただきますと手を合わせて呟くとオムライスをパクパク食べていき、チキンライスの具だくさんについつい嬉しそうに微笑み）

ん…旨いな、この店は当たりだな(いただきます、と相手と同じタイミングでしては、パスタを一口で食べれるサイズにフォークで巻き取り食べればその美味しさに舌鼓をうち。更にミートボールも一口食べれば程よい肉汁の残るその美味しさに、これだけ旨いなら王都で店でもやれば良いのに…なんて考えて。勿論、王都で食事処を営むのであれば相当な額のお金が掛かるものだから簡単には決断できないのも重々承知だが、恐らくこの店の味を再現して王都で店を構えれば数ヵ月で人気店の仲間入りをするのでは、そんな気がして)

あぁ、確かに上手い。ここはデザートもあるのか。
（オムライスとシチューを食べては美味しいと呟き、徐々に体が熱くなったのかパタパタと手で仰いでは風を送り冷やしながら、またパクパクと食べては不意にメニューでまだあるデザートを見ては食べようかと考え）

好きに頼んだらどうだ？金が心配ならこの場は俺が持つさ(モグモグと食べながら見る相手の手で仰ぐ姿は何処か官能的な様にも感じれて。しかし流石にここでそういった気を起こしては嫌われるかもしれないと思い我慢をしていれば、相手がデザートをどうするかで悩んでおり、デザートで悩む相手の姿はいつもの相手からすればまた違った一面のように感じれて。悩む様子の相手に頼むのなら好きなのを頼めば良いし、今日の収入であらば二人分の会計を支払うことも造作ではないためその事も伝えて)

いや、そんな奢られるほどの量を食べてないし、自分で払うから大丈夫だよ。シュルツも遠慮しないで食べてくれ。
（奢ると言われれば首を左右に振り自分で払うから安心してほしいと伝えてはペロリとオムライスとシチューを食べ終わり、よしゼリーとチョコケーキ食べようと考えては手を上げて店員さんを呼び）

はは、勿論俺も自分で払うしな、そりゃ当然だろ(相手の言葉に笑いながら話してはパスタを食べ終えポタージュも残り一口と言うところで相手の呼んだ店員が来たので自分もモンブランを頼み)

ふぅ、けっこう食べたな。
（食事が一段落をすればため息をついて、平らげた食事を見ると苦笑いしてはぽつりと呟き、がさごそと懐を漁れば一枚の紙を出しては「さて、シュルツ、パートナー契約でもするか」と話して）

あぁ、そうだな(相手との食事も終わり空となった皿や水の注がれたコップとかくらいが残ってるそこに相手が紙を取り出したのを確認しては頷き返して)

まぁ、ただの確認だからそんな緊張しないでくれ
(紙にさらさらと契約書と書けば、条件項目を何個も箇条書きをしていき、とりあえず｢他のパーティーと組んでも文句を言わない｣と書き貴方に何か足したい条件があるか？と問いかけて)

ふむ…これに関しては【俺が提示した条件を飲むパーティとのみ組む】という内容なら良いぞ(相手の書き出していく条件を黙視で確認していけば、他パーティと組んでも文句を言わない、という条件に目を付けて。正直なところを言うのであれば相手と二人だけで冒険をしていきたいところではあるが、相手は現在唯一の最高クラスSS冒険者、自分がいるとは言えど組みたいと名乗りを挙げる者は少なくないだろう。だからこそ、万が一の事があってはいけないからこそ、パーティメンバーである自分の提示した内容が飲めるなら問題ないだろう、なんて考えの元で条件についての提案をして)

別に構わないが、私はほとんど単独か魔獣退治の以来しか受け付けない変人だからそうそう他に組みたいというやつなんていないぞ？
(貴方の条件に同意をするものも、自分と組みたがる人なんていないと話しては逆にシュルツの方が組みたがる人いるのではないかと少しもやもやするような気持ちでいたら、頼んでいたチョコケーキが来て)