犬に飼われる （　BL ／ 募集中　）

はい、じゃあ俺の前に座ってください。

（　ぽすぽすと自分の前叩いては、コンセントに刺したドライヤーを付けて自分の手に一旦当てる。熱くなんないようにしなきゃな。相手が先輩、こんな経験も多くは無いもので、緊張が鼓動を少しだけ早くする。きっとそれは緊張だけじゃなくて、こんな近くに好きな人の存在があるからってのも相まってそうなってる。今晩生きていられるかな...。　）

...先輩は警戒心無さすぎっすよ。それともこういうの慣れてるんですか？

（　髪を乾かしている間に見えるのは綺麗な項。ふわり香る同じシャンプーの匂いに眩んでしまいそう。わしゃわしゃと髪を乾かしながらそんな事を聞けば、どこか不機嫌そう。だって他の人の家にもホイホイ泊まろうとしてこんなことされてるかもって考えたら...いやそんなこと考えたくもないな。そもそもドライヤーの風で何言ってるか聞こえてんのかな。...あ、もし聞こえてないのなら 、　）

.... 好きです 。

（　ぽつり、小さな声で彼の背中へ呟いては無性に込み上げてきた恥ずかしさにどうしようもなくなって彼が前を向いているからよかったものの、耳をほんの少し赤く染めた 。　）




（／ドライヤーとか可愛くて絶対しんどいなと思って....！！！！やりたい放題ですが！！！わわ...先輩気づいちゃった...行くべきは病院じゃなくて桃瀬の懐です___！！