匿名さん 2021-03-02 20:03:36 |
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…へっ?
( ほわっ、と柔らかいタオルの感触。視線が合い、彼の口から放たれた言葉に思わず間抜けな声が出た。 )
は?え、、は……??
( 今日の桃瀬はちょっと、いやだいぶ変だ。先ほどのだいすきといい、そんな異性を口説くみたいな態度をとられては困惑するに決まっている。桃瀬が風呂場へ行った後も、俺は微かに彼の匂いがするタオルに顔を埋めながら考える。
冗談です、という彼。もし本当に冗談だったら、先輩を揶揄いすぎだと怒るべきだろう。だが、一瞬、本当に一瞬だけだが、見えた彼の目は真剣だった。__桃瀬は、俺の事……。 )
いやいやいやいや、無い無い無いって。
( ぶんぶんと首を振り、そのありえない考えをかき消す。第一、俺は男。彼も男。そーゆーことに偏見は無いが、当事者では無い。それは彼も同じだと思っていた。だが先ほどからの言動は明らかにおかしい…。 )
んぁぁぁ、もうなんなんだよ……。
( 先輩として、後輩に振り回されるのはこのプライドをズタズタにされている感覚だ。わしゃわしゃ頭をかき回す。髪のセットはもう崩れ、ぼさぼさになっているがそんなことは今はどうでもいい。テキトーに前髪をかき分け、はぁ、とため息。寒い。とりあえず今は桃瀬が戻ってくるのを待つか……。 )
( / 「誘ってます?」はずるいですよ桃瀬君…っ!!背後もきゅんきゅんしちゃって飛び跳ねましたよ!!()先輩は相変わらず困惑してますが、ちょっと桃瀬君の気持ちを察している感じです…!
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