管理人。 2021-01-29 15:12:00 |
通報 |
>41 睡
うん、そうだよ。
( どういう答えが最適なのか、それはよくわからない。もしかしたら、馴れ合いなど不要、と思う人もいるかもしれない。踏み込むものではないと言われてしまえばそれまで。しかし、最初に感じたことを無視することはできなかった。最終的には二人が笑い合えれば良いと、そう思う。これも単なる夢物語ではないのではないか。來は感謝もしている、と言っていたのだから。本気で憎悪の念しか抱いていなかったのなら、少しだけでも心配することもないはずであり。何も考えていないポジティブな頭は、マイナスな考えを一切しない。皆が幸せになればそれが一番。平和主義者、との肩書きが近いだろうか。「どういたしまして。一緒にいるよ、勿論睡とも」緩い笑みを浮かべて、ピースサインを掲げてみせる。もし彼が嫌だと言ったら離れるけれど、踏み込みすぎない限り嫌われることはないだろう、と考えて。仲良くしたいのが最も強いが、ただの自分本位ではいられない。「だから……きつくなったら、ちゃんと頼ってね」聞こえるか否か微妙な声量でぽつりと呟く。抱えるばかりではどうしようもないから。他の住人に言えないことでも、不満でも、溢すことで楽になることだってある。彼らの支えになりたいのだ。壊れるところなんて、見たくない。メダルゲームの台に向き合っていると、タイミングが合っているのかじゃらじゃらと吐き出されていくメダルを見て、つい笑ってしまう。元々遊ぼうとしていた自分としては一向に構わないけれど、彼はどうだろう。「ねえ睡、これ長時間コースになりそうだけど付き合ってくれる?」笑いを堪えられないままに尋ねてみる。これも断られたら悲しいけれど、彼なら付き合ってくれる気がした。一見しているとあまり似ていない彼らだけれど、根っこの部分は優しくて、共通しているように思う。気付けばなんとなく彼の方を見てしまっていて )
トピック検索 |