管理人。 2021-01-29 15:12:00 |
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>12 來
ブランクってものがあるから。私ゲーマーじゃないもん。
( お互いに軽い調子で話すこの空気がちょうど良い。探ることもなく、ただ隣にいるだけ。いずれ何かを知るかもしれないけれど、そうしたところで問題ない。自然とそう思えるほどには緩く信頼と信用ができているらしかった。きっと大丈夫、なんて決して口には出さないけれど。「おお、凄いね來」大砲を打っていく小気味良い音が、ゲームセンター特有の喧騒の中に混ざる。じゃらじゃらとメダルが排出されてゆくのをちらりと見ながら、これはきっと長い時間いることになるのだろうな、と何となく察する。こうしているのは楽しいから、もしすぐに終わりを告げようものなら自分から引き留めてしまうだろう。「あはは、うん。隣、失礼するね」彼の隣に腰を下ろすと、様子見がてらメダルを一枚投入する。普通の大砲で幾つかやってみたけれど、なるほど結構面白い。子どもでもできるような軽さだからこそ、一枚ではそうそう失敗しない。彼の方と比べて射的屋から邪魔をされる回数が多い気がするのを気付かない振りをしてさえいれば。「來は凄いなあ、メダル凄い数になってる」明らかに隣から聞こえてくるメダルの音の方が大きく、多数出ていることがわかる。目を離したのが最後、大きな大砲で打とうとして外した、かと見えたそれが大きな景品を打ち落としたのに気付いて大袈裟なリアクションを )
わっ、凄い。ねえ、今ノールックでばんって出来たよ!
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