エクソシストと呪いの仮面舞踏会

> シオ　ヒイラギ

わからん。ただ資料に書いてへんって事は上も情報掴んちゅうことや。大方報告があるまで勝手に動くなって上は言うつもりやろ。
それやったら手柄立てて文句言わせんようにしたらええねん。


(仮面の場所について聞かれるとキッパリわからないと答えて教会の外にでる。資料に具体的な場所の記載はなく本部もまだ大した情報は掴んでいないと推測し、その状況での上層部の説明となると問題児である自身に勝手な動きをしないように釘を刺したいのだと伝えて、釘を刺される前に手柄を立てる事が一番だと述べて通りかかった馬車を止めて

『お客さん、どちらまで？』

せやったらこの辺で妙な噂がある場所はないか？例えば、夜な夜な死人が歩く墓場とか、誰もおらんはずやのに物音がする廃墟とか

『え？…えっと…そうですねぇ。あ、そう言えばここから少し離れた場所にかつて東洋の貴族が暮らしてた別荘がございまして、』

よっしゃこそや！向かいながらその話聞かせてくれや


(と馬車の運転手に町の噂を聞いて最後まで聞かずに目的地を決めて馬車に乗り込み