穏やかな同僚の秘密（〆）

(普段ゲームをしない、してもどメジャーなマリオなどの横スクロールゲームくらいだった為自分には未知なる世界で解りやすく説明してくれる相手に関心の眼差しを送り。帰る覚悟がなかなか出来ず内心では心臓がばくばく脈打っていたが、相手からの思わぬ言葉にハッとして振り返り「…え、…う、…」正直助け船どころか神のおぼしめしか？と大袈裟に捉える程には恐怖心が支配していた為に、有り難く縋り付きたい所を一瞬そこに甘えてしまってよいのかと言葉を濁すも付け加えて布団まで用意してくれるというのだから暫し考えた後「……じゃ、じゃあ…お言葉に甘えて。」ぎこちない返事ながらも引き攣っていた表情は和らいで微笑みを浮かべると荷物を置いてソファに腰掛け「…元はと言えば、お前が幽霊の話なんてするから…。」背もたれに身を預けると少し恥ずかしげに目を細めてぶつぶつと呟き)