水沢 透 2020-11-14 22:37:24 |
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だろー? このキャラは練習しまくったからな
(笑い出す相手に満足げに言えば眼鏡をかけて。演劇を巻き戻す相手に「悪い悪い。でもどっかでやりたかったんだよ。いやー、ナイス質問だったわ」と見逃したことに謝りながら。「いい役だろ? 台詞の量が多くて大変だったが」と微笑み懐かしそうに。
暗転すれば再びテレビの中、主人公と足立が話していた場所の背景に変わり、主人公とその仲間たちがおり、足立と対峙するように向かい合っている。
足立「やぁ、みなさんおそろいで」
茶髪の青年「もう逃げられないぜ。この場所にいることそのものが証拠だ! お前が山野アナや小西先輩を殺したのか!?」足立「うっとおしいガキだな……。ま、答えてやってもいいけど」(つまらなさそうに)
不良風な青年「いいから大人しく吐きやがれ」(殴りかかるも一瞬暗転し足立を通りすぎている青年)
桃色の髪の少女「こいつ、本体じゃない。足立本人は別の場所にいる!」
足立「ハハ……ついてきなよ!」(余裕の表情で楽し気に言って)
暗転し荒れ果てた町、空にはおかしな渦巻のようなものがある背景に変わり。
語り出す足立。時折一瞬だけ暗転して足立のいる場所が変わっている。という演出などがあり。
足立「僕はこっちの世界に随分と気に入られたみたいでさ。怪物どもも僕を襲わないんだよね。目的が一緒なのかな……?」小柄な少年「シャドウたちの……目的?」
足立「向こうの町は今年の暮れ近く霧の中に消える……もうすぐここが現実になるんだ。感じてるだろ? 霧が出て、あっちはもうダメだって……こことあっちの世界はじきにもっと同化して区別がつかなくなる。僕を捕まえようっていうなら来ればいい。世界の意思にどっちが選ばれるか決めようじゃないか」(プロジェクターで映し出しているのか足立の手前に敵のようなものが映し出されて)
短髪の少女「足立の言ってることマジなの!?」
着ぐるみ風の生物「町の人がヘンなの……みんなから出たシャドウが暴走した時と似てる。霧がもっと濃くなって町を完全に閉ざしちゃったらあっちの世界もシャドウだけの世界になるかも……」
黒髪の少女「人間がみんなシャドウになっちゃう!?」
足立「(山野)真由美もお前らみたいにわめいていたよ。アイツ……目ぇかけてやってたのに不倫なんかしやがって」(怒りをにじませながら)
足立「聞きたいことがあって(旅館の)ロビーに呼んだだけさ。あんなとこ、夜中は誰もいないし都合よかったよねー。ま、あれは事故だよ。暴れるからしょうがないでしょ?」(肩を竦めて軽い口調で言って)
足立「画面を触って力に気付いたのは偶然だった。(小さく笑って)声出して笑っちゃったよ。すぐに思った……こいつは面白いことになるってね!」
主人公「山野真由美で実験したってことか!」
足立「いーや、僕はもっと純粋な男だよ。僕を裏切ったバカな女をちょ~っと懲らしめようとしただけさ。どっちも最初からテレビに入れる気なんてなかった。それを真由美といい、あの女子高生といいムダに暴れるから」
茶髪の青年「小西先輩もやっぱりお前なのか!?」
足立「そんな名前だっけか。初めは普通に仕事絡みで呼んだんだ。真由美の死体の第一発見者だし? 万が一何か見たとかだったら聞いとかないとね? で、ちょっと優しくしてやろうと思ったらガキのくせにアイツ……。さすが細身の女子高生は楽だったよ」
茶髪の青年「許せねぇ!」
足立「おいおい……僕の身にもなってくれよ。テレビの中が危険だとか知らなかったし殺す気なんてなかったんだ」
不良風な青年「生田目もお前が騙したのか?」
足立「騙す? 何もしてないよ。電話出たの……たまたま僕だったんだよね。警察で保護してくれなんていうからこう言ってやったんだ。『そんなに助けたいならご自分でやったら? 例えばさ……どこか誰にも見つからない場所に匿っておくとかさ』ってね。すげーだろ? 誤解しちゃった生田目がよりによって僕に電話してきちゃうんだから」
足立「僕はちょーっと背中を押してあげただけ(瓦礫に座り片手で押すようにして)。生田目はまんまと勘違いしちまってお前らが救えば救うほど誘拐を繰り返す。お互い善意なのにいたちごっこがどうにも止まらない。ハハ、最高!」(バカにしたように笑って)
桃色の髪の少女「何が目的でそんなことしたの!?」
足立「目的? 別にないよそんなの。ただ僕にはできたし面白いから。まぁそれが目的?」
短髪の少女「遊び半分で殺したっての!?」
足立「あのさ……僕は人を入れただけ。殺してないって。それに途中からは生田目が勝手に自分の判断でやったことだろ? 僕、直接関係なし。けど……まさか僕のこと突き止めるとはね。イイね。ゲームにはハプニングがないと飽きちゃうし」
茶髪の青年「まるで遊びじゃねぇかよ……んなことで人を、小西先輩を! テメェ、許さねぇッ!」
足立「許すとか許さないとかどうでもいいよ。さて……話しはもういいだろ」
大きなシャドウ、怪物が映し出され大きな音と明滅。地面が揺れているかのようにふらつく主人公たち。
足立「必ず来なよ……決着つけにさ」(瓦礫の上から飛び降り瓦礫の物陰に消えて)
茶髪の青年「ここは任せてお前たちは先に足立のところへ! 心配すんなって、すぐに追いつく」
短髪の少女「分かった! 足立の顔面にクツ跡つけて待ってる!」
茶髪の青年「相棒、お前も先に行ってくれ!」
主人公たちはシャドウの相手をするチームと足立を追うチームに分かれる、主人公たちは足立のいた方向へと駆け出して)
(/せっかくですから楽しんで頂きたいので頑張って打ち込みます!
あくまで演劇用ということで原作にあるシーンや台詞などカットしてある部分もあります)
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