RM (主) 2020-05-23 14:17:52 |
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>結斗
「?ゆいとはみんなのこと守ってくれただろ?」
きょとんとした顔で見上げ、
「それに、今もおれのこと、こうやって守ってくれてる」
あったかいな、と笑い、抱きしめ返す。自分よりも大きな手のひらに、見た目以上にがっしりとした背中に、そして何より触れられ慣れた温かい熱に安堵する。
「結斗はおれ専用のカイロだな」
だんだんと口調もしっかりしたものになりいつも通りの笑顔を浮かべる。自分が弱ると結斗が傍に寄り添い、結斗が弱ったら自分が笑顔を向ける。そんな相互関係の上に成り立っているのが、自分と相棒だった。だから笑いかけた。普段通りに会話する事が一番大事だということを知っていたから。
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