RM (主) 2020-05-23 14:17:52 |
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「!!Σ……ぅわっ……っと…?柔らけ…」
野村先輩に掛けられた言葉通り、受け身を取り、態勢を整える。
弾力のある、でも薄っぺらいそれは、おそらく野村先輩の結界だろう。
「…あ、ありがとうございます…!」
危なく骨折でもするところだった、とポツリ呟き、先程の大きな爆発音に、氷雨が無事か気になり…
「氷雨っ!?」
思わず叫ぶ。
折良く、氷雨の電撃が煙の中からでも確認でき、安堵する。
ぐらぐらする体をそこらの壁に預け、荒い息を落ち着かせるべく自分の呼吸を整える。
…しばらくして、音が止んだと思い体を起こすと、案の定、氷雨が立っており氷雨の視線は、地で這いつくばっている無惨な死体に注がれていた。
氷雨ってあんなに強いんだな…。
「くっ……」
ふらふらと夏樹さんの後をついて行く。
近づくと、うつむいたままぴたりとも動かない彼の目は赤く染まっていて、そこから止めどなく涙が滴り落ちていた。夏樹先輩がなにやら声を掛けて居るが、反応が薄い。
敵の近くに居すぎた反動か…?なんて考えながら、夏樹先輩がこちらに目配せしてくる様子が目に写った。
「氷雨…。」
小さくひ弱なその体を包み込み、優しく抱き締める。
先程の薬の効果は気づけば切れており、でも心の中には拭いきれない罪悪感でいっぱいだ。
「氷雨……ごめん」
手助け一つできず任せっきりになってしまったこと。
一人責任を追わせて、泣くまで追い詰めてしまったこと。
……キスをしてしまったこと。
全てに対して謝罪の言葉を述べる。
(/長文すみません!あの、戦闘終わったので、コメするのって、順番じゃなくてもいいんですか?)
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