RM (主) 2020-05-23 14:17:52 |
通報 |
>all
「……旗色が悪い。」
何時もと違う様子で敵に向かう氷雨。
突然、地に倒れた夏樹。
再び何かを飲まされへたりこむ克彦。
ああ、想定外のことばかりだ。
僕はどうしたらいい。
最善策は何だ?最適解は何だ?
最優先で対処するべき問題は?
雑念を払い、思考を明瞭にする。
………………。
「一、動けない、夏樹君を退避させる。
二、状態確認後、克彦君が動ける状態かどうか見極めて適宜退避。
三、氷雨君のサポート。」
二度何かを飲まされた克彦も心配ではあるが、夏樹が倒れた原因が能力の使いすぎであれば、体温の低下により生命活動に異常をきたすかもしれない。頭の中でそう結論を出す。
空を駆け上がった時と同じ要領で、地におり、夏樹へと駆け寄る。
「夏樹君、大丈夫?…………ごめんね、少し触るよ。」
夏樹の様子を観察しながら、夏樹の首に触れる。体温の低下はみられない。能力の使いすぎではないのか?
心拍が速く、熱があるかのように体温が高い。敵は毒のような物を使ったのだろうか。
「とにかく一度、敵から離れないと。」
夏樹を抱き抱え、敵の手が届かない範囲まで退避する。
その際、横目に入った黒い影と地面とを固定するように結界を張る。
咄嗟のことだったため、強度は望めないが動きを妨害することくらいは出来るだろう。
(/次に攻撃行動する人は必中で処理お願いします……!
ひぇ、カオスな状況になってきましたね……)
トピック検索 |