地球最後の日、恋に落ちる　/　恋愛要素強　3L　指名

>蘭月

驚かせた？( 悲鳴に近い声を耳にすると満足そうににんまりと口角を上げて。ふざけても受け止めてくれるとわかっているからこそ悪びれず、くすくすと笑いながら組んでいた腕をほどいてバッグを肩に掛け。「そんなら蘭月と一緒にいたいわ。恋人やし……良いよね？なんならお揃いの何かほしーかも」バッグにつけた水色のマスコットを手の中で転がすようにしながら甘い声色でおねだりを。「パンチングマシーンか、久し振りやな。勝負して勝った方がポテト奢りでどう？何となくハンバーガー食べたい気分なんよ」行き先を言うより先にされた提案に異論などあるはずもなく、ゆるゆると頷いてはさらりと勝負を持ち掛け。この方が燃えるやろ？とでも言いたげな視線を向けつつ廊下を進み。『イチャイチャしてんなよなー』『うわ、カップルがデートだってよ』後ろから聞こえてくる茶々には耳を傾けることをせず、彼へと微笑みかけようか )