vampire　▼　3L　

>>25 嵩平 曙斗


嗚呼、そういうことか…。ン…、状況は理解した。────取り敢えず、何処か人気のない場所知らない？今の銃声で皆起きちゃったみたいで。

(　此方へと虚ろな目を向け事切れた元人間を一瞥し、くるりと相手の方へと向き直れば淡々と言葉を紡ぐ。大分賑やかな状況説明ではあったものの大まかな事情は理解出来、勢いに気圧されつつもやや同情的な眼差しを向けては深い呼吸をひとつ。さらさらと砂が舞う様な微かな"音"は嫌と言う程耳にしてきた、ひとつの命が跡形もなく消えてしまう悲しみの音色。次に視線を遣る頃には"灰"となって消えてしまった其れにそっと目を伏せ、銃を手にしていない方の手を強く握り締める。自分に力があれば───、などと驕るつもりはなく、しかし何かしら出来たのではないかと後悔ばかりが浮かんでは消え、歯痒さにふるりと頭を小さく振って。ふと、視界の端に映り込む"電気の点いた窓"。ぱっと顔を上げれば其れはひとつ、ふたつと数を増す。バレてしまえば叱られるだけでは済まないだろう事に焦りを見せながら、幾許か高い位置にある顔を見遣りそう告げて。　)

(/ そうだったんですね…！承知致しました、ではお言葉に甘えて場面を変えたい時など、その時は声を掛けさせて頂きます！/蹴り推奨 )



>>26 大上 黒


嗚呼、もう随分と派手に食い散らかして…、

(　事の始まりは数時間前。協会長の遣いでとある場所を訪れた帰り、歯をガチガチと鳴らし目の焦点が合わない男性の姿を見付け、声をかけたことから始まった。厚着をしているにも関わらず唇まで真っ青になった男性が呟いた"血"と"悲鳴が…"の2語。共に遣いに出ていたハンターに処理を任せ、人気の少ない場所を重点的に見て回る。するととある場所で"食事"に勤しむ少女の姿があり、その足元には思わず目を覆いたくなる様な惨状が広がっていて。拒絶反応だろうか、何かがせり上がって来るような感覚にきゅっと眉を寄せて見せる。夥しい量の血痕を見る限り1人ではないのだろう、先程の男性の仲間かたまたま覗いただけか───、何にせよ見過ごすことは出来ないと、懐から取り出した得物を構え。 )


(/ 此方こそ参加有難う御座います！早速絡ませて頂きましたが、状況の方は大丈夫でしょうか？場所に関する表現などは当たり障りのないものを選ばせて頂きましたが、不備がありましたら書き直しますのでお気軽にお声がけ下さいね…！ )



>>27 志波 仁


────生憎、貴方が思う様なことは何一つなくてね、残念だけど。

(　顔を合わせれば早々に嫌味が飛んで来るとは、やはりいけ好かない。嫌味のひとつでも言ってやりたいのは山々だが、何倍も長い時を生きる者に口で勝てる気はせず、かといって言われっぱなしも癪だと思い精一杯の言葉を返し。細められた黄金色の瞳が、弧を描いた形の良い唇が、何よりも恐ろしいと感じるのは本能か───。"蛇に睨まれた蛙"宜しく、指1本動かせない様な緊張感に瞬きさえ忘れ、相手の顔を食い入るように睨み付ける。ふ、とその空気が霧散したのはそれから間もなくしてのこと。自身の髪を弄り始める姿を見遣り、その"ひと睨み"から解放されると直ぐ様視線を逸らして溜息をひとつ。───嗚呼、怖っ。ちびるかと思った…、そんなことを考えていると、耳に心地好い声が鼓膜を震わせた。「 ほんと、手負いで良かったですね、 」気付けばそんな言葉を口にしていて、ほんの少しの気まずさからか、再びそっと僅かに視線を逸らし。　)


(/ お褒めに預かり光栄です…！此方こそ宜しくお願い致しますね！/蹴り推奨 )