◎ 2020-02-26 02:09:05 |
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>>24 / 嵩平曙斗
無闇矢鱈に、血を啜る行為が楽しいか。
( 道行く人々の好奇な視線等には目もくれず、我が道を迷いなく進むかのような足取り。下駄の音が季節外れにもからんころん、と鳴かせ乍辿って着いた薄汚い路地の裏。日中の日差しが辺り、光によって濃く生まれる闇は、その一連を隠すのには充分なようでしかしながら視界へ捉えた人間は、顔を白くしたまま項垂れる様に好き勝手動かされている様で。鼻につく鉄の匂い、甘美なはずのそれだったが何が起きたか理解してはやや余興に欠けるものがあり、どこか呆れたかの様に壁へと凭れ掛かりながら低く、されどどこか優しさも含んで居るようなその声色で言葉を紡いではふ、と風を少し切る音と共に相手の横をすり抜け様、女性を引き剥がすかのように抱き抱えては相手と距離を取り止まり、片膝を着くようにして両腕に抱えた女性の安否を確認しては吐息を吐き出し。 )
( / 元気がある吸血鬼様に絡んで頂けて有難いです。呑気な伽羅ではありますが、よろしくお願い致します。)
>>23 / 蓼原枸
( 人間がひしめき合っている面通りはさほど良い空気とも言えまいが、路地裏の空気はもっと不快なもの、“鼻が利く”故にそれがとても感じ取りやすいのは少しばかり嫌な所でもある。何か獲物であれば長い長い空腹をちょっとばかり満たすのに良いものかと思って来てみたは良いが、やはり嫌な鉄の匂いが混じっているかと思えば、僅かに眉を顰め )
嗚呼……、猟犬か。首輪を無くしでもしたか?飼い主にでも虐められたか──?
( くつり、と喉の奥で笑うかのように珍しく口元を緩めてはこの場にそぐわない程の優しい笑みをひとつ。これがどれほどの畏怖を含んでいるとは露知らず、壁に背を預けるようにして佇みながら揶揄うかのように言葉を紡いでは、『珍しい』の一言に僅かに眉を顰めつつも、「嗚呼、日の元じゃぁ充分に力を発揮はできん。手負いで何よりだ」伸びた襟足の黒髪が風に揺れる、それを細い指先でくるりと弄びながら瞬きをひとつ。 )
( / 素敵な主様に絡んで頂けて嬉しい限りであります。意地悪心に火をつけるような伽羅()がとても魅力的ですね。以後よろしくお願い致します。 )
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