………………ありがとうね。 (丁寧な説明を受け魔法ではなく挨拶だと理解しぽんっと手のひらをたたいて。今までは食事も早いもの勝ちで挨拶なんて頭に無かったが、言われてみれば確かに感謝しないといけないなと考えて。体調を気遣ってわざわざ雑炊を作ってくれたのだ、怪我の分はチャラにならないが、一言くらいなら感謝してあげなくもない、と自分の中で言い訳をすると、白い湯気越しに五十嵐を見つめそう呟いて。