ううん、こっちこそ話の邪魔しちゃってごめんなさい。 (救急箱を取りに行く相手を笑顔で見送り、言われた通りの場所へ腰掛けようとしたら舌打ちが聞こえて。舌打ちしたいのはこっちの方だと思うが突っかかるのも面倒臭いので、仕方なく少しでも距離を取ろうとソファの肘掛けに座って。幸い子柄だから案外しっくりきて、そのまま見慣れない明かりや棚をきょろきょろ観察しては「はぁ」と感嘆をこぼして。