猫系女の子と

(/NL希望ですね！個人的に先輩後輩の関係が好みなので関係についてはそれで決定で大丈夫でしょうか？後輩が飛び級で年齢的には後輩だけど同じクラスというのも面白いかもしれませんね)

(/すみません、遅くなりました！設定に関してはそれで問題ありません！確かにその関係性は面白いかもしれないですね。因みに先輩と後輩どちらがいいですか？)

(/こちらこそ遅くなってすみません！自分としては猫系女子ちゃんが後輩だといいなと思っていますがいかがでしょう？)

(/かしこまりました！では、こちらが後輩をやらせて頂きますね！他になにか決める事はありますでしょうか？)

(/特に決めることは無いかと思いますがこちらのキャラに関する要望などだけ聞かせていただいてもよろしいでしょうか？)

(/そうですねえ…強いて言うなら普段は人懐っこい感じで、たまに男らしい所があってやる時はやる！的な感じがいいかなあ…と！)

名前/新橋和馬
ヨミ/シンバシカズマ
容姿/茶色の天パ気味の髪、キリッとした眉につり目気味の瞳。身長176cm
性格/人懐っこく、特に女好き。少々おバカだが基本的にはイイやつで、特に友達や大切な人のためなら真剣になれるそんな性格
備考/飛び級で自分のクラスに転入してきた猫系少女に興味深々で、何かとちょっかいをかける。ぞんざいな扱いをされてもそれが照れ隠しと信じて疑わない

(/こちらのキャラが完成しました。こんな感じで簡単なものでいいのでプロフお願いしますね)

名前/倉本 佳織
ヨミ/クラモト カオリ
容姿/黒髪のストレートで長さはミディアム。前髪は適度に揃えられていて眉毛に少しかかるくらい。つり目気味で瞳の色は茶色。身長160cm
性格/割と気まぐれで気になる人の前では素直になれずつい口調がキツくなってしまいツンとした態度を取ってしまう。しかし本音を言えば甘えたい時もあるのだがなかなか口に出せない恥ずかしがり屋な所もある。
備考/成績優秀なこともあり、学校からの提案で飛び級で先輩と同じクラスになる。ちょっかいをかけてくる先輩を冷たくあしらうも内心では嬉しく思っていることは絶対にバレないようにしている。


(/すみません、遅くなりましたが完成しましたので提出させていただきます！ご確認お願い致します！)

(/ありがとうございます、とても好みです。早速始めていきたいと思うのですが最初から知り合いとこれから知り合うのではどちらがいいでしょうか？)

(/ありがとうございます！そうですね、これから知り合うほうが展開的にも面白くなるのかなと思っています！担任から飛び級で同じクラスになると紹介される所とかどうでしょうか？)

クラスメイトA「なあなあ和馬、知ってるか？今日から俺たちより二つ下の子が飛び級でこのクラスに入ってくるらしいぜ？」

和馬「飛び級ねえ…どうせ、頭が良いだけで性格はかなり嫌なやつなんだろうぜ。分厚い牛乳瓶の底みたいなメガネかけててやたら生意気な奴だよどうせ…ああー、そんなんより可愛い女の子でも転入してきてくれないもんかねえ…青春に潤いが足りないよな、潤いが！」

(友人であるクラスメイトと今日から編入されるという飛び級の生徒について好き勝手話しており、やがて朝のホームルームの開始を告げるチャイムが鳴り)

教師「えー、今日からクラスに新しい仲間が加わることになった。本来は皆より2つ学年が下の子だが成績は申し分ない、仲良くしてやってほしい……よし、それじゃあ入れ」

(教室へ入ってきた教師が転入してくる生徒について簡単に紹介をし、そして教室の外で待機させている相手へと呼びかけて)

(/初回はこんな感じになりましたが、もしも返しにくかったりしたらおっしゃってください)

今日からこのクラスに転入することになりました、倉本佳織です。歳は先輩達より2つ下ですけど、仲良くしてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。(担任の呼びかけでひとつ深い深呼吸をすれば教室のドアに手をかけ中へと入り。一斉に注目を浴びれば緊張する中堂々とした態度で挨拶をし深深と頭を下げて)


(/始めてくださりありがとうございます！絡みにくい事などありませんでした！寧ろこちらの返し方で気に入らない等ありましたら仰ってくださいね。)

教師「よし、それじゃあ倉本はあの窓際の空いてる席に座ってくれ」

(恙無く自己紹介が終わり、教師が座るように指定した席は和馬の隣で)

和馬「………」

(一方、自分の想像していたような生徒とは180度違う印象の少女が自分の隣にやってくるという事実は衝撃が強過ぎたのかしばらく呆けたような顔をしていて)

(/そちらの返しも全く問題ありませんよ！改めてこれからよろしくお願いします)

あの、よろしくお願いします。…って大丈夫ですか？(担任から席を指定され窓際の席に座り、隣の席の生徒に軽く挨拶をするもなぜか呆けたような顔をしているため目の前で手を振りながら声をかけて)


(/こちらこそよろしくお願い致します！ではこれにて背後は失礼させていただきますね！)

えっ…ああ！大丈夫大丈夫！倉本佳織ちゃん、だっけ？佳織ちゃんって呼んでいいよな？ちなみに俺は新橋和馬な、よろしく！

(声をかけられていることに気づき、ハッとしてそちらへと顔を向け人懐っこい笑顔を見せれば少し馴れ馴れしいぐらいに軽く身を乗り出しながら早速呼び名を半強制的に固定しつつ、こちらも名乗り)

いきなり名前呼びって…別にいいですけど…。あの私はなんて呼んだらいいですか？(初対面でいきなり名前呼びをしてくる相手に顔を歪めながらも仕方なく頷き。同じクラスになったとはいえ年齢的には先輩な相手はなんて呼ぶべきか分からず問いかけ)

ん？そうだな、俺のことも気軽に名前で呼んでくれていいぜ？先輩ってのも変だしさん付けが妥当なとこじゃないか？俺としては呼び捨てでも一向に構わないけどな

(唐突な名前呼びをしたことに対する相手の微妙な空気感には気付くことなど出来るはずもなく、何食わぬ顔でそう言葉を紡いで。歳の差があるとはいえ今は同じクラスなのだからといくつかある選択肢の中から妥当なものを提案しつつ、最後には少し空気の読めない発言もして)

…さすがに初対面でいきなり呼び捨てとか無理なんで、和馬さんって呼びますね。(彼の発言に少しだけ違和感を覚えながらもあまり突っ込んだ事は言わずにこりと微笑みながら呼び方を決めて。その後授業開始のチャイムが鳴ると、鞄から教科書とノートと筆記用具を取り出し授業の準備をし始め)

…やっべ、教科書忘れてきた…佳織ちゃん、悪いんだけど俺、次の数学の教科書忘れてきちゃってさ、良かったら一緒に見せてくれない？

(呼び方についても決まったところでこちらも授業の準備を始めたが、机の引き出しの中に次の授業で使う教科書が見当たらず、どこへやったんだっけと記憶を整理すれば課題の為に持ち帰って自宅の机の上に放置したままであったことを思い出し。とにかく厳しいことに定評のある数学教師にもしも授業で当てられて教科書を忘れて問題が分からないなどと言ったらどうなることかと今から軽く身震いし、どうしようかと考えた末に隣の彼女を頼ることにして顔の前で手刀を切って頼み込み)

え、教科書忘れる人っているんですね…。もし私が忘れてたらどうするつもりだったんですか？(授業の予習でもしておこうかと教科書を開こうとした所、隣の席の彼に教科書を見せて欲しいと頼まれてしまえば呆れた表情と少し冷たい態度で接しながらも、机を少しだけ彼の方に寄せて教科書を真ん中に置き見えやすいように配慮してあげて)

ん？…そうだな、そん時はそん時だな、ほら、俺ってフィーリングで生きてるからさ。まあ、佳織ちゃんはいかにもしっかり者っぽいしその辺心配してなかったけどな

(呆れたような目を向けられればとぼけたような表情浮かべ、何食わぬ顔で笑ってみせれば行き当たりばったりな自分の人生をそれらしいポジティブな言葉で表現して。一応は彼女の真面目で勤勉そうなイメージからすればそのパターンはまずないだろうと踏んでいたと軽い調子で述べてはこちらも教科書が見やすいよう身を寄せて)

フィーリングで生きてるって言ってる人初めて会ったんですけど…。ちなみに今ってどこまで授業進んでるんですか？(彼の言葉になるほどと頷きながらも、この人は何を言ってるんだろうかと不思議そうに首を傾げ。その後会話がキリのいいところで終われば教科書のページを捲りながら少しだけ距離が近くなった彼にちらっと視線を向けながら問いかけ)

んー、多分この辺じゃなかったかな…正直よく覚えてないんだよな、まあ授業始まればわかるし問題無いよな

(日頃真面目に授業を受けているとは言い難いため、彼女の質問に対する正確な答えを持ち合わせておらず、教科書をパラパラとめくって適当な数ページを指先でつまんで漠然とこの辺と答え、最終的にはよく覚えていないと投げやりに言って、しかし悪びれた様子も反省の色もなく呑気にその時になれば分かるだろうと平然と言ってのけ)

この辺なんですね…って、和馬さんちゃんとノート取ってるんですか？なんかその感じだと授業をまともに受けてない感じがするんですけど。(ページを捲る様子に何度か頷いていたものの、どこか曖昧な返答が返ってくれば冷ややかな視線を向けながら淡々と言葉を紡いで。そうこうしているうちに数学の教師が教室に入ってくれば挨拶をしたあと授業は始まっていき)

…痛いとこ突いてくるねー、佳織ちゃん

(これだけのやり取りでまともに授業を受けていないことを見抜かれてしまった…たと本気で思っているのは自分だけで、実際はこれまでの態度や言動を見ていれば大抵の人間ならそれぐらいはわかりそうなもので。しかし、そんなことはつゆ知らず呑気にそんな言葉を返せば、一時的とはいえ一応は授業に集中したようなフリをするが、例の如くすぐに集中は切れてしまい、何をするかと言えば教科書を見るのにかこつけて実際は彼女の横顔をジッと眺めていて)

………。(真剣な眼差しで教師の説明と黒板に書かれる内容を板書していきながら何度か教科書を見比べ問題を解いていくものの、先程から視線を感じていることに気づいてしまい。しかし授業中のため私語をするわけにもいかずノートを小さく破り“さっきからずっと視線を感じるんですけど。私に何かついてますか”と女の子らしい可愛い文字で書き留めれば小さくその紙を折り彼の机にそっと置き)

……いや、何も？ただ真剣に勉強してる時の横顔も可愛いなーって

(女子からのノートの切れ端の手紙なんて、特別感があってドキドキしてしまうなと、そんなことを考えてワクワクしながら折り目を開いて内容に目を通して。内容は自分の期待していたような色気のあるものではなかったが、視線に気づきそれを咎めるようなものだとわかれば悪びれた様子もなく、こちらは手紙ではなく顔を少しだけ寄せて小声で本音をそのまま囁けば、極めつけにウインクを飛ばして)

……っ！か、可愛いってからかわないでください…。(不意に顔を近付けられ思いもよらない言葉を耳にすれば、茹でたこのように耳まで真っ赤に染め周りに気付かれないようにこちらもなんとか小声で呟き。しかし相手は女好きということで噂が飛び交っており自分の中では完全にからかわれているのだと言い聞かせるようになんとか授業に集中すべく、いつの間にか黒板に問題が書かれたものをノートに写し黙々とペンを走らせ)

おっ、初々しい反応。いやー、いいねえ…

(余裕のない初々しい感じの彼女のリアクションを見れば、微笑ましげな様子で口元に笑みを湛え、クラスの女子相手では既にそういった反応は期待出来ないため彼女のような反応をしてくれると嬉しくなってしみじみと呟き。もう少しだけ話を振ってみようかと思ったが小声でのやり取りに教師が気づいたようで『私語は慎め』という言葉に少しだけ乗り出した身体を戻して授業が終わるまでの少しの時間だけ真剣に授業に取り組み、彼女が来て最初の授業が終わり)

…えっと、次は移動教室なんだ。えーっと教科書とノートと…(数学の授業が終わるチャイムと同時に号令がかかり教師が出ていくのを見届けたあと次の授業の移動のために教科書とノートを机の中から取り出し、移動をしようと席を立ち廊下に向かい)

おーい、佳織ちゃん！俺も一緒していい？…っていうか、家庭科室の場所わかる？

(席を立った彼女に遅れること数秒、こちらもその後に続くように立ち上がり教室を出て、側からみれば相当ストーカーじみているが自分にその自覚はなく彼女へと相変わらず馴れ馴れしい調子で声をかけると、そもそも意気揚々と教室を出たまではいいものの、転入してきたばかりで次の移動先である家庭科室の場所をわかっているのかを問いかけ)

え、なんで一緒に行かないといけないんですか…。場所は…分からないですけど勘でなんとかなりますから。(突然背後から親しげに声をかけてきた主の方に目を向けると、あからさまに嫌な顔をしながらこれ以上関わるなと言わんばかりにスタスタと家庭科室とは違う方向へと向かっていき)

ちょいちょいちょい！ちょっと待った、早速その勘思いっきり外してるって。家庭科室は向こう側だぜ？

(自分の顔を見るなりあからさまに迷惑そうな表情と態度を隠すことなく素っ気ない態度をとり、目的地と正反対の方向へと歩き出した彼女の進行方向を塞ぐように慌てて回り込んで後ろ側を指差して。しっかりしているように見えたが意外に抜けているところもありそうだとそんなことを考えると、本当に一人で大丈夫かと言いたげな目を向けて)

…たまには勘は外れることもあるんです…！ご親切にどうも。(今回は自分の勘が当たらず違うと指摘されてしまえば、恥ずかしさからか顔を真っ赤に染めて少しムキになればクルッと向きを変えながらぺこっと頭を下げ、家庭科室を目指して歩みを進めて)

そんな怒ることないじゃん、まあ、どうせ同じ方向なんだから一緒に行こうぜ？佳織ちゃんの勘を信じない訳じゃないけどさ、ここは大人しく案内されといた方が余計なこと考えなくてよくて効率的だろ？

(間違いを指摘されて照れ臭いのか顔を真っ赤にする彼女を見て素直に可愛いなと思い、頬が緩んで。こんな状況でもなんだかんだ言いながらお礼を忘れない律儀な面を好意的に受け止めれば歩きだした彼女の横に並んで軽いノリでウインクをすれば家庭科室までの道のりを先導するように歩みを進めていき)

…どうしてそこまで私に構うんですか？和馬さんが私に近寄ってくると周りの視線が痛いんですけど。(どれだけ冷たく接しても屈することなく付きまとってくる相手の精神の強さに感心しながらも、すれ違う女子たちの冷たく突き刺さるような視線を感じつつ横目でじとりと見つめ)

どうしてって、そりゃ仲良くなりたいからに決まってるだろ？それに、佳織ちゃんがこのクラスに来た経緯って結構特殊だし、中々クラスに馴染めないんじゃないかと思ってさ、だから俺みたいに気兼ねなく話せる奴が一人でもいた方が何かと都合いいじゃん？…別にそこからあわよくば頼れる先輩として慕われたりプライベートでも仲良くなれたらとか、そういうんじゃないからな、うん

(何故そんな質問をされるのかが逆にわからないとでも言いたげな様子で、当然のようにそう答えて。実際に飛び級で先輩たちのクラスに編入という特殊な立場にある彼女のことを心配して言っていることに嘘はないのだが、その裏側にあるちょっとした下心も無意識についつい口を突いて出てしまっていて)

──下心丸出しなのバレバレなんですけど。それに、別にクラスに馴染めなくても平気なので。私は1人でも寂しいとか思わないし…だから放っておいてください。(最後の方の言葉を聞き流そうとしたものの、じどーっと冷たい視線を向けながらため息混じりに話せば、こちらの事を思っての優しい言葉に心が動かされそうになるのを堪えつつ、敢えて冷静に且つツンとした口調で言ってのけ)

うっ…わかった、ここは俺の負けだよ、降参だ。じゃあ、こうしよう、俺はただのいちクラスメイト、教室で見覚えのある顔を見つけて後をついて行ったら案の定家庭科室にたどり着けた…それでいいよな？

(流石に自分でも今の発言はあからさまで明らかに失態を晒したという自覚があるようで、これ以上の干渉をこの場は一旦諦めることにして投げやりにそう言い放って肩を竦め。直接的な関わりは持たないままそれでも彼女が無事に家庭科室へと迷わずたどり着けるような形の提案をすれば彼女から距離をとって無関係を装ってどんどん前を歩いていき)

──はい、そういうことならそれで良いです。……変な人。(想像もしていなかったまさかの展開に反応を鈍らせながらも、こくっと頷くと先を歩く後ろ姿に小声でぼそっと呟き。その後後を追うようにして無事に家庭科室へと入っていき)

…やあ
(途中の廊下での軽い言い合いなどをしていたせいで家庭科室に着いたのはクラスメイトの中で自分たちが一番最後で、この家庭科の授業というのは特に決まった席順があるわけではなく、空いている席に好きなように座ってもいいようになっているのだが、空いているのは後ろの方の横並びの2席のみで、さっきは干渉を一旦は控えると約束した手前早速隣の席になってしまったことは流石に少し気まずさを感じて、苦笑しながら片手を挙げて短くそう口にして)

どうも…。(既に埋まっている席を見て小さくため息をつきながらも何処が空いているのかと見回していれば、こちらに苦笑いを浮かべ片手をあげている相手の姿が目に入り“ ここでも隣か…”と心の中で思いながらも気まずそうに返事をしつつ隣に座り授業が始まるのを静かに待っていて)

いやー、なんかビックリだよな。ここまで来るとなんていうか運命的なものを感じちゃったりしない？
(最初こそ気まずそうにしていたが、彼女が隣に座って腰を落ち着けた頃には既にそんな殊勝な雰囲気は鳴りを潜め、授業開始までの少しの時間、最初に出会って教室で会話した時のような明るく軽薄なノリで声をかけ、そんな調子の良いことを口走っていて)

私にとっては悪い意味で運命的なものを感じてますけど…。(どこまでも楽観的な捉え方をしている相手の発言に呆れたように言葉を紡ぎ。しばらくして教師が入ってくれば授業が始まり集中しようとしっかりと前を向き)

だー！くそっ、またこんがらがった…佳織ちゃん、悪い、ここ見てくれ
(今日の授業はミシンを使っての実習で、始まって早々既に何回めかのトラブルに見舞われていて、その度に自分でどうにか解決をしていたが再度糸が引っかかったところでイライラして頭を掻きむしり、お手上げだと言いたげに相手の方を見やりヘルプを求めて)

さっきから何を──って…ふふ、何をどうしたらそんなことになるんですか…っ。(ミシンの使い方は慣れておりトラブルが起きることなく実習は既に終わって教師のチェックも済んでいて。先程から苦戦している様子の相手を横目に見ながら何をやってるんだろうと疑問に思っていれば、ヘルプがかかり仕方ないとでも言うように相手のミシンに目をやり思わずくすくすと笑い)

うーん…わからん。俺のミシンだけなんか反抗期みたいでさー…
(最初は声をかけられて明らかに面倒そうにしているのが声の調子から伝わってきたが、それからすぐに年相応の女の子らしい可愛らしい彼女の笑い声が耳を擽り、見れば初めて見たような愛らしい笑顔を浮かべていて、そんな表情も出来るんだなと思わず見惚れてしまい、ミシンを直してくれている彼女の真剣な横顔を見つめていて)

ミシンが反抗期って──はい、これで多分大丈夫だと思います。和馬さんが終わらないと私まで帰るの遅くなるんですからね。(また訳の分からないことを言っている、と横目で見つめながらも慣れた手つきでミシンを直せばこの課題がある意味チーム戦という事なのを彼は知っているのだろうかとプレッシャーをかけつつ、彼が自力で課題が終わるのをじーっと見つめて)

おおっ、すげー！佳織ちゃんって器用なんだな！…まあ、俺としても早く終わらせたいなとは思っちゃいるんだけどな？ご褒美があった方がもっと頑張れそうなんだよなー
(自分が不器用過ぎることは棚に上げて彼女の手捌きに感心したようにそう口にして、再び作業を始めると手を動かしながら彼女の方をチラリと一瞥してから何やら期待しているような眼差しを向けて悪戯っぽく笑い)

ご褒美って…子供じゃないんですから。期待されても困ります──でも早く終わってほしいし…因みにご褒美は何がいいんですか？(全く…と言った様子でため息をつき。1度は断ろうとしたものの期待の眼差しを向けられてしまえば折れることにし聞くだけ聞いてみようと問いかけ)

えっ、マジでご褒美くれるのか！？いやー、言ってみるもんだな…それじゃあ俺は佳織ちゃんの手作りのお弁当が食べたいな！だから今度作ってきてくれるんならそれをモチベーションにして今頑張れる！
(冗談半分本気といったぐらいのノリだったのだが、まさか本当にオッケーしてくれるとは思わず目を丸くして。それでも、そういうことならとノリノリでこちらの要求を伝えるが中身はいかがわしさや無茶苦茶な要求などではなく意外に普通な内容で)