図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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へえ…もしかして、そのコーディネーターさん達も矢とか射ってきたりするの?
んふふ、桐島さん優しい。これからいっぱい勉強するし、だからおすすめの本とかあったら教えてくれる?あたしにも分かるようなので!
(コーディネーターは人名ではなかったようで、相手の説明に興味深そうにコクコクと頷きながら耳を傾け、しかし結局相手の知り合いと聞いて思い浮かぶのは突然空から矢を放ってきた例の師匠のみで、その印象が強く心に残っているらしく、自分の服がよく分からない神様によって選ばれてしまうのではないかとやはり心配になり、不安そうに恐る恐る問い掛けて。言い訳をしても良いと言われると、相手の優しさに思わず表情が緩んでしまうものの、言い訳をするのは自分自身が許せず、相手に迷惑をかけないためにももっと色んなことが知りたくて、勉強するのに良い本があれば教えて欲しいと、軽く首を傾げながら聞いてみて)
──そうだよね。あたし、自分に余裕がなかったから、桐島さんがすごく余裕あるように見えてたけど…そんなことなくて、桐島さんもあたしと一緒なんだよね。なんか嬉しい……恥ずかしいけど、桐島さんのこともっと知りたい。これから、もっともっと、桐島さんのこと、隣でちゃんと見ていたい…もっと、桐島さんとラブラブになりたいから。
(相手の言葉で我に返ったように、心がスッと晴れていくような感覚がして、これまでは相手の傍にいてドキドキと緊張するあまり、相手の余裕の無さにも気がつけず、相手のことを近くで見ているようで実は何も見れていなかったのだと気付かされると、少し申し訳なさそうにしつつ、それ以上に相手の新たな一面を知れたことが嬉しくて、恥ずかしさに耐えながら相手の瞳を真っ直ぐに見つめ、これからはちゃんと相手のことを見ていくと伝えて)
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